2018年8月4日より、かねてからお伝えしていたOsaka Metro初の地下鉄車両である30000系10編成が営業運転を開始しました。
民営化後初の車両とだけあり、新幹線シートを採用していた30000系04~09編成よりも更にブラッシュアップされた先進的な車両となっています。
今回は、その細かな変更点をお伝えしていきます。
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特徴①:防犯用監視カメラ
Osaka Metroの車両としては初めて、防犯用監視カメラが採用されました。
取付箇所は31910号車のうち、車端部やドア上など合計4箇所。
他号車については準備工事のみに留められていました。
特徴②:側面LED方向幕
今回の10編成より、側面のLED方向幕にも駅番号が入れられるようになりました。
「新大阪[M13]」と駅名の横に駅番号が挿入されています。
こちらが従来の表示。これまでは号車表示でした
天王寺行きも同様に駅番号が入れられています
特徴③:貫通扉の改善
車両間に設置されている貫通扉のガラス面積が大型化しました。
持ち手が大きくなり、動かしやすくなっています。
特徴④:マスコンのワンハンドル化
今回より、ホームドア設置の準備工事を行っているからか、ワンハンドルマスコンとなっています。細かいところを見ると、圧力計が黒塗りになっています。
また、速度計の周りには車内信号装置の準備工事のような場所も見えますね。
比較用に30000系04編成の運転台。少し見切れてしまってますが、ツーハンドルマスコンですね
特徴⑤:啓発広告枠の撤去
民営化で啓発広告の必要がなくなったからか、今回の10編成より啓発広告枠がなくなっています。
従来の30000系はこんな感じ。全体の路線図の上に路線案内図や啓発広告が入れられる横長の枠がありました。
特徴⑥:プラズマクラスターのデザイン変更
30000系03編成から搭載されているSHARP製のプラズマクラスター。これまでは白色単色でしたが、黒色が取り入れられるようになりました。
比較用にこれまでのもの。
特徴⑦:袖仕切りのデザイン変更
座席端部にある袖仕切りのデザインですが、これまであった穴がなくなって全面フラットとなりました。 撮影:みどう様
従来のもの。棒側に穴があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は30000系10編成の細かな7つの変更点をお伝えしました。
結構つぶさに観察していたのですが、他にも何か変わった場所がありましたら是非教えてくださいね。
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前モデルである30000系04編成登場時の記事も、比較用にあわせてどうぞ。