私もこれを取り上げるまでは知らなかったのですが、「高速有鉛デラックス」というクルマ系の雑誌があります。
その「高速有鉛デラックス」の今月号に、なんとあの堺筋線東吹田検車場に居た「日産680型トラック」が特集として取り上げられているそうなので、すぐに電子書籍「Kindle」で購入してきました!
電子版がこちら!ちなみに、鉄道書籍が集まるなんばの旭屋書店では既に品切れ…との話もあります。
6ページに渡る綿密な特集
出典:『高速有鉛デラックス Vol.59 2017年10月号』(内外出版社 高速有鉛編集部,2017年10月26日)
掲載されているのは「糸目姐さんのリアル失血日記」というコラム内。「良さみが深いだけでは終わらせない」というなんとも心強いフレーズ…
出典:『高速有鉛デラックス Vol.59 2017年10月号』(内外出版社 高速有鉛編集部,2017年10月26日)
大阪市交通局の全面協力の下、あの680型トラックの内部の写真まで、きっちりと紹介されています。
いすず製のディーゼルエンジン(C240型)に載せ変えられていることや、路面電車の保守車時代に使用されていた当時は、ブルートレインのような青一色に塗られていたことなど、外から見ていただけではわかりえない情報が6ページに渡ってしっかりと取材されています。
地下鉄ファンとしては資料性がかなり高く、これは買う価値あり!と即買いしてしまいました笑
「高速有鉛」って何?
この雑誌のタイトルでもある「高速有鉛」とは、ガソリン無鉛化が勧められていた1970年〜80年頃の過渡期に作られた車に貼られていたステッカーからの名前なのだそうです。
すなわちガソリン無鉛化が進んでいた1970年あたりの時代を取り上げている雑誌…という意味なんだとか。なるほど…
誌名の「高速有鉛」は、有鉛ガソリンが有毒性から問題視されて自動車ガソリンの無鉛化が進められた1970年代に一部自動車に貼付されたステッカーの文言を引用したもので、通常は無鉛ガソリンで走行可能だが高負荷が掛かる高速道路走行時に限り有鉛ガソリン使用を指定された、過渡期のモデルを象徴する文言である。
有名輸入車やオイルショック以前の日本製高性能車への人気が高い伝統的な旧車趣味では看過されがちな、1970-1980年代日本製実用旧車を多く取り上げる本誌の性格を反映したタイトルである。
初出はこちら
大阪市営地下鉄 東吹田検車場にいる、日産680型トラックを改造した軌陸車…年代的に開業当時からいてもおかしくないレベル pic.twitter.com/HiJ5vefVuB
— 都市喵 (@toshineko1049) April 29, 2017
ネットで有名に…とありますが、このトラックの存在が広まったのは、都市喵さんという方が投稿されたこのツイートが発端でした。
関連リンク
-ご案内-
[amazonjs asin=”B07254F6WM” locale=”JP” title=”マルコに恋して -大阪地下鉄道20の秘密-“]
当サイト初の電子書籍「マルコに恋して」、絶賛発売中!!
日常や当サイトで取り上げないような他の大阪市営地下鉄の話題ならこちら
文章中の写真の著作権は著作者に帰属します。無断転載は固くお断りします。
Photo:Series207
Writer : Series207 2017/10/13