【ニュートラム探訪:03】ニュートラムの追突事故を振り返る

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最近ニュートラムの記事を相次いで書くほどニュートラムにハマっている私です。笑

これまでも割とニッチな記事を書いてきました。

 

1981年の開業から35年程になり、現在でこそ自動運転を行い、当初の計画通り全自動運転を行っているこの路線ですが、決して順風満帆なばかりではありません。

 

ニュートラムを語る上で欠かせない、ひとつの事故事例がありました。

 

1993年10月5日、その時をご紹介します。

 

 

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住之江公園上空から 出典:『読売新聞 朝刊』1993年10月6日付1面

1993年10月5日17時30分頃、中ふ頭発住之江公園行き、無人運転で4両編成の100系13編成(105-13F x 4R)が、

車止めに35km/hで衝突して215名が怪我を負う事故を起こしました。

この日はインテックス大阪でイベントが行われていたらしく、乗車率が80%となかなかの乗客数であったことも被害者の拡大につながりました。

 

朝日新聞_1
追突したのはいみじくも100型の”13”号車 出典:『朝日新聞 朝刊』1993年10月6日付1面 

 

 

原因はなかなか判明しなかったようで、のちの原因究明によれば

・ブレーキに使用されていたリレー回路の一部が溶解して接点がショートしていた状態で運行し、運行システムであるATOから列車を停止させるATCへの回路引継ぎがうまく出来ずに常用ブレーキが利かなかったこと

・停止位置を過ぎても車止めに衝突するまでの距離が短く、非常ブレーキが間に合わなかったこと

が原因のようです。

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開業は1981年ですが、無人運転の信頼を得るために10年間は添乗員を乗せて自動運転を行い、1991年から完全なる全自動運転を開始した矢先の出来事であっただけに、新聞記事を見ると交通局幹部も動揺を隠せなかったようです。

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あの事故が起きて25年が過ぎました。ニュートラムの車両はハイテクな3代目(200系)へとバトンタッチされようとしています。

新交通システムのなかで初めて事故を起こした不名誉な事故でもありましたが、以後ニュートラムは無事故で営業し、コスモスクエアまで延伸を果たして今日もインテックス大阪やATCなどと大阪市街地を結び、元気に運行しています。

 

参考リンク

【画像15枚】25年ぶりのニュートラム新型車両「200系」はめちゃくちゃ笑顔な電車だった
2016年5月24日、ニュートラム(南港ポートタウン線)用の新型車両、200系200-01Fが住之江公園~コスモスクエア間で試運転を行った様...

失敗百選 ~無人運転のニュートラム電車が暴走~」- サイドローズ・失敗百選

平成5年10月5日にニュートラムの住之江公園駅で車両暴走事故が発生し…」- Yahoo!知恵袋

 

 

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Writer:Series207  2017/7/29

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