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ポールスターⅡ9003Fは乗客の安全よりデザインを優先し、福知山線脱線事故を無視している?

2016/02/26

無題

先日、ポールスター9003Fのデビュー記事をご紹介しましたね。8001Fはその入れ替わりで廃車されることがアナウンスされています。

スタイルは歌舞伎顔なんていわれてなかなかカッコいいんですが、どうも車内設備の面が気になりました。

 

つり革をなくすのは乗客の安全軽視では?

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というのも、今回、スタンションポール(手すり)がかなり排除され、吊り革が少ないのも気にかかります。

シート中央のスタンションポール(縦手すり)を取り、シート幅を短くすることでドア付近の立ちスペースを広げ、乗降をスムーズにするとともに、座席仕切りを無くすことで体格差に応じて座りやすくなりました。また荷棚の先端は、立席のお客様が掴まりやすい形状に変更しています。

 

北大阪急行は上記のような理由で排除した、としていますが、昨今の新型車両は手すり増設の流れを汲んでいます。

大阪市営地下鉄でも、30000系車両(32608F以降)は吊り革・スタンションポール(縦手すり)を増設していますし、21系リニューアル車両などもスタンションポール増設している車両が増えています。

 

もちろんそれはブームだとか、そういったことではなく、JR福知山線の事故を教訓としている為です。 

 

吊り革が多いのは車内の乗客の安全を考えてのこと

 山手線は4月、新型車両「E231系」に統一された。車内はシートの7人がけが励行されるように仕切りを兼ねた握り棒や手すり計44本が林立する。つり革も立ち席の定員数(108人)を30上回る138本。朝のラッシュ時に座席が折り畳まれる6ドア車両には172本ものつり革がぶら下がる。

JR東日本は「万一急ブレーキがかかったときでも転倒しないよう、車内のどこに立ってもつかまれるようにしている」と説明する。

東京都交通局も02年度から地下鉄車両のドア近くのつり革を1車両当たり16~48本増やし、24%の車両で整備を終えた。京浜急行や東武鉄道、東京メトロなどもつり革を増設し、握り棒の導入も進めている。

-出典:「asahi.com」 2005年10月24日

 

吊り革がたくさんある車両とそうでない車両とでは、万が一車両が20度傾いた際に、満員列車時の乗客への圧迫力がかなり違ってくることが研究でも明らかにされつつあり

その点をないがしろにする北大阪急行およびその親会社の阪急電鉄の安全軽視とも言えるその姿勢は、いささか疑問が残ります。

参考リンク

http://risk-mg.iis.u-tokyo.ac.jp/Research/Panel/利用者の視点からの空間安全性評価と避難シミュレーション/地震時における列車内の乗客の挙動と危険度評価に関する研究.pdf - 東京大学目黒研究室

列車被災時における乗客の挙動と危険度評価 - 土木学会第65回年次学術講演会

 

 

吊り革の有無が生死をわけた

DSC07790_1

兵庫県尼崎市のJR福知山線脱線事故では、死者107人のうち約70人が、マンション側壁に衝突し「く」の字形にひしゃげた「2両目」に集中した。

毎日新聞は、2両目で事故に遭って奇跡的に生き残った乗客に事故当時の詳しい状況を聴いた。

助かったのは、大半が脱線後の車両の傾きと反対側の右側にいた人で、つり革を持っていたり、折り重なった人の上方に位置するなど、衝撃のショックや窒息状態を緩和する要因が重なったケースだったことが浮き彫りになった。

2両目は定員163人。58人が座れる座席は埋まり、ほぼ同数の立ち客がいたという。

 

出典:<尼崎脱線事故>2両目で奇跡的に生き残った乗客の証言
http://blog.goo.ne.jp/from_wausandiary/e/eb71d80c95293a2445c1f1c0f98ae460

 

北大阪急行ならびに阪急電鉄系の車両は、車内が木目調であったり、落ち着いた配色のカラーリングが好評ですが、その一方で「危険の多いアルミ鎧戸」、そして今回の「つり革の少なさ」など、やや乗客の安全面対策がおざなりになっているように思います。

もちろんデザインも大事ですが、福知山線の事故を教訓としていないように思えるのは悲しいことですね

 

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Writer : Series207  2016/02/25

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