【堺筋線】ホームドア設置計画を3年前倒しへ…2022年度に全駅設置目標

【堺筋線】ホームドア設置計画を3年前倒しへ…2022年度に全駅設置目標

撮影:新御堂筋様

大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)は2020年5月29日に発表した中期経営計画において、これまで2025年度全駅設置完了予定としていたホームドア(ホーム柵)の設置を、2022年度(=2023年3月31日)までに完了させると発表しました。当初予定よりも3年の前倒しとなります。

また四つ橋線も、1年前倒しの2024年度までに変更することを合わせて発表しています。

 

 

ホームドアは喜ばしいが…

堺筋線のホームドアは全10駅中、現在堺筋本町駅のみ取付が完了しています。

ホームドアにはセットでTASC(定点停止支援)装置を導入する事業者が多い中で、今回の発表ではいわばホーム柵のみが整備されており、運転士さんの神業ともいえるテクニックで停車しています。

ホームドア設置駅では、従来よりも更に慎重なブレーキコントロールが必要になります。

今回の整備計画も一見喜ばしいように思えますが、運転士さんにかかる負担が増すことを考えると手放しで喜べるというわけでもなさそうです。

 

 

参考:ホームドア設置駅

 

 路線名(設置年) 設置駅
 ニュートラム(1981年-1997年) 全駅
中ふ頭~住之江公園(1981年3月・開業時から)
コスモスクエア・トレードセンター前(1997年12月・開業時から)
 今里筋線(2006年) 全駅
 長堀鶴見緑地線(2010-11年) 全駅
大正(7月)、ドーム前千代崎(8月)、西長堀~心斎橋(9月)、長堀橋~玉造(10月)、森ノ宮(11月)、大阪ビジネスパーク~蒲生四丁目(12月)、今福鶴見(2011年1月)、横堤・鶴見緑地(2月)、門真南(10月)
 千日前線(2014年) 全駅
南巽(4月)、北巽(5月)、小路・新深江(6月)、今里(7月)、鶴橋・谷町九丁目(8月)、日本橋(9月)、なんば・桜川(10月)、西長堀・阿波座(11月)・玉川、野田阪神(12月)
 御堂筋線(2015年-2022年) 天王寺(2月)、心斎橋 (3月)、江坂(2021年度中)
 谷町線
(2020年-2026年)
東梅田(2020年2月から)
 堺筋線
(2020年-2023年)
堺筋本町(2020年2月28日から)
 四つ橋線(-2024年) 未設置
 中央線(-2025年) 未設置

参考:https://subway.osakametro.co.jp/barriafree/page/platform__screen_doors.php

 

参考文献

Osaka Metro Group「2018-2025年度 中期経営計画(2020年度改訂版)」
https://www.osakametro.co.jp/company/library/cyukei/2018_2025_cyuukei_2020nendokaitei.pdf




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