2021年6月、北大阪急行電鉄株式会社は、2020年度の決算(2020年4月1日~2021年3月31日の営業成績)を発表しました。
それによりますと、黒字か赤字かを示す「当期純損失」が3.3億円の赤字決算となっています。
前年度との比較
営業収益 | 当期純利益 | 利益剰余金 | |
---|---|---|---|
2020年度 | 47億7698万円 | 3億3032万円の赤字 |
70億7200万円 |
2019年度 | 62億0174万円 | 2億4076万円の黒字 | 75億5232万円 |
鉄道事業・不動産事業を合わせた営業収益が大幅に落ち込み、赤字転落です。売上高の落ち込みは前年度比で▲23%となっています。
とはいえ剰余金が70億円あり、鉄壁の財務体質であることに違いはありません。
鉄道事業は
北大阪急行の事業内容のうち、鉄道事業における割合はかなり大きく、4億5899万円の赤字となりました。
「AZALL 桃山台」などの不動産事業がこれを下支えしましたが、他の鉄道事業者と同様に赤字額をカバーするまではなりませんでした。
北大阪急行電鉄株式会社の代表的な事業
・【鉄道事業】…▲4億5899万円 (北大阪急行南北線の運営、および新規路線の建設
・【不動産事業】…+2億9570万円 (AZALL桃山台、緑地駅ビルなどの運営
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