阪急阪神ホールディングスは、東梅田地域に所有する3つのビルを取壊し、1つにまとめて建て替え(再開発)すると発表しました。名称は「曽根崎2丁目計画」です。
曽根崎2丁目計画で対象となるのは、梅田OSビル・大阪日興ビル・梅田セントラルビルの3つです。
梅田OSビルはかつて「梅田OSホテル」として運営されていたこともあり、ご存じの方も多いのではないでしょうか。
3つのビルを合体
梅田OSホテルとして運営されていた時代の名残の看板跡。OSホテルは2021年12月まで運営されていました。珍しくサイゼリヤの朝食ビュッフェが立地していました。
小さい客室窓やこういったところから、往時のホテル時代を偲ぶことが出来ます。
各ビルとも既に1階入口には工事用のバリケードが行われており、これから工事が開始されます。
再開発後にどんなビルを建てるのかはまだ明らかになっていませんが、3ビルの総敷地面積は3085平方メートルにものぼります。
おおよそ阪神百貨店梅田店(12,200平方メートル)の1/4程度にあたります。
阪急阪神不動産も「大阪のメインストリートである御堂筋沿いに、シンボリックで視認性の高いビルを開発することが可能」と期待の声がプレスされています。
各ビルの概要
梅田OSビル | 大阪日興ビル | 梅田セントラルビル | |
---|---|---|---|
敷地面積 | 933.98㎡ | 1,278.40㎡ | 873,31㎡ |
延床面積 | 9,387,65㎡ | 13,148.41㎡ | 9,582.31㎡ |
階数 | 地上19階建 地下2階建 |
地上10階建 地下3階建 |
地上12階建 地下4階建 |
竣工年 | 1974 | 1972 | 1964 |
所有者 | 土地:オーエス株式会社 建物:阪急電鉄株式会社 |
阪急電鉄(67%) 阪神電気鉄道(33%) |
平成ビルディング株式会社 |
どのビルも1970年前後と比較的古いビルなのですねぇ…
梅田OSビルは「オーエス株式会社」所有となっていますが、このオーエス株式会社も阪急阪神系の企業なので、実質阪急阪神HDによる再開発とみることが出来ます。
大阪日興ビルは、かつてジブラルタ生命保険が所有していました。
関連リンク
参考文献
阪急阪神不動産、阪急電鉄、阪神電気鉄道「曽根崎 2 丁目計画(梅田OSビル・大阪日興ビル・梅田セントラルビルの共同建替計画)に関する基本協定の締結について」