【記録写真】前代未聞の「新石切行き」が運行される

【記録写真】前代未聞の「新石切行き」が運行される

2024年6月28日、近鉄けいはんな線東生駒トンネル入口周辺で土砂崩落があり、土砂が線路にかかった影響で、近鉄けいはんな線は生駒~学研奈良登美ヶ丘間で2日間にわたって運休となりました。

一見生駒駅で折り返しが行えそうですが、災害復旧作業の為に饋電区間の電気を落とす必要があった為それが出来ず、非常に珍しい長田~新石切間での折り返し運転が実施されました。

1986年の開業以来初めての出来事ということもあり、非常に多くの鉄道ファンが集まりました。

 

列車の様子

まずは近鉄7020系。三色LEDでの「新石切」表示はおそらく初めてのものですね。

続いて7000系。

こちらはフルカラーLEDへ換装されているモデルで、先の車両よりも新しく見えますが、こちらの方が20年ほど先輩車両になります。

大阪メトロからは30000系が登場。

万博終了後は谷町線へ転属することが確定しているので、「新石切」の表示はこれっきりとなりそうですね…。

こちらは閉幕後も中央線に在籍することが確定している400系

もしかしたらもう一度ぐらいは見れるかもしれませんね。しかし行先表示が小さい…。

 

発車標の様子

大阪メトロ側の発車標

こちらはLCDディスプレイということもあり、「新石切 C26」の表示がばっちり出ていました。

近鉄(荒本駅)の発車標。

ソラリータイプなので対応してるのかなと思いましたが、元々新石切での折り返し想定は行われていたようで、開業以来初となる「新石切」表示が出ていました。

こちらは新石切駅2番線の発車標。

普段は無表示ですが、この番線にて折り返し運転を行った為、普段は表示されない「コスモスクエア」の表示が出ていました。

2025年1月からは夢洲行きとなるので、何気にレアな表示です。

こちらは新石切駅3番線 の表示。

普段は「コスモスクエア」表示ですが、この日は無表示となっていました。

 

前面行先表示機の様子

前面の行先表示器の様子。30000A系の表示はかなり大きく、バカでか新石切表示となっていました。

近鉄車両の様子。こちらも白色で見やすい表示です。

 

側面行先表示機の様子

3色LED車両の表示。英字は大文字になっています。

フルカラーLED車の様子。こちらは和文こそ同じなものの、英字は小文字も交えた表示ですね。

30000A系の表示。前面はフルカラーですが側面は3色となっており、駅番号も入っています。

400系の表示。こちらはフルカラーLED+駅番号入で、中央線を走る車両の中では最も近代的なものです。

 

車内表示機

車内につけられた案内ディスプレイでの対応はまちまちでした。

こちらは30000A系ですが、新石切始発であることがはっきりと明示されています。

400系もしっかり対応。

ホームの出口案内まできっちりと対応していました。さすがは最新モデル…!!

 

運行取り扱い上の様子

折り返し駅となった新石切では、1番線へのES・EVが止められていました。

折り返し運転を行っている旨のパイロンが立てられています。

発車標の項目でも書きましたが、新石切駅は普段使用されない2番線がフル稼働していました。

普段3番線に電車が到着するからか、到着しないホームで電車を待たれる方も見られました。

習慣というのはなかなか一度身につくと離れませんね…。

2番線にやってくる折り返し電車。

近年では試運転時にしか見られない入線が、まさかここで見れるとは…

400系もスルッと入ってきました。新石切表示は到着後に変えられていました。

また、通常はワンマン運転を行っているけいはんな線ですが、この日は両端に運転士さんを載せてすぐに折り返し運行できる体制が取られていました。

この関係で、車掌業務も行われていたようです。

 

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