ついにやってきました!!!
Osaka Metroは、中央線の夢洲延伸にあわせた新しいメロディを、2024年11月13日の始発から使用すると発表しました!
万博閉幕後も、継続して使用されていくメロディになります。
伝統の終点駅イメージ
<視聴はこちらから>
新メロディのコンセプトは
「分かりやすく親しみやすい 大阪の歴史の上に花開く明るい未来が感じられる音」
とのこと。
基本的には4月に公開されていた試験メロディのAをベースにアレンジしたものとなっています。
また、中央線の終点駅である「夢洲」と「長田」をイメージしたサウンドです。この手法は長堀鶴見緑地線の時に用いられた手法と同じですね。
主な製作ポイントは以下。
・ 楽曲的に上りは4拍子、下りは3拍子を基本とするなど、上り(夢洲方面行き)と下り(長田・学研奈良登美ヶ丘方面行き)の区別がつきやすいように配慮。
・ 駅名のニュアンスをモチーフとして、上りを4音「ゆめしま」、下りを3音「ながた」で表現。・ 親しみやすいメロディを目指し、シンプルな構成とする一方で、「未来へ向かうワクワク感」や「刷新感」を表現するため、一部に装飾音や和音などを付加。
【接近メロディ】
(上り 夢洲方面行き)
・ 駅名のニュアンス音(ゆめしま)をメロディに組込み。
・ 弾むリズムと旋律で、未来へ向かうワクワク感を表現。(下り 長田・学研奈良登美ヶ丘方面行き)
・ 駅名のニュアンス音(ながた)をメロディに組込み。
・ 日本の民俗芸能に欠かせない楽器「鼓」の音色と、短い和風の旋律を隠し味的に挿入。【発車メロディ】
(上り 夢洲方面行き)
・ 未来への階段を駆け上がるイメージの旋律で軽快な発車を表現
・ ロングトーンを雅楽風の和音構成にして、未来へと繋がる悠久の歴史を表現(下り 長田・学研奈良登美ヶ丘方面行き)
・ 駅名のニュアンス音(ながた)を2回繰り返し、優しい発車を表現。
・ 最後のロングトーンをシンプルな和音構成にして、上り発車メロディと区別がつきやすいよう配慮。
・上り発車メロディと同時鳴動した際、重厚な響きになる和音構成とした。
PJの有識者
このメロディ導入にあたっては、これまでと同様専門家で構成する「中央線 列車接近・発車メロディ制作委員会」を組織。以下の有識者によって決定されたようです。
委員長 | 岩宮 眞一郎 | 九州大学名誉教授 |
副委員長 | 土田 義郎 | 金沢工業大学教授 |
委員 | 藤本 由紀夫 | 京都芸術大学名誉教授 |
和氣 早苗 | 同志社女子大学教授 | |
メロディ作曲者 | 西谷 喜久 | サウンドデザイナー |
事務局 | ㈱リプル |
(長堀)鶴見緑地線の時も、今回と同様に当時の終点駅であった「京橋」「鶴見緑地」をイメージしたサウンドが用いられました。
またこれも今回と同じく、サウンドプロジェクトが立ち上げられ、その中心的な人物であったのが当時大阪芸術大学短期学部の講師であった藤本 由紀夫 氏でした。
・博覧会用鉄道で
・終点駅の音韻をイメージしたサウンドを
・専門家に依頼して作る
という点では鶴見緑地線の時と全く同じで、もはや大阪地下鉄の伝統とも言えますね。
新メロディの採用開始まであと1ヶ月!400系と共に流れる新メロディが楽しみですねぇ。
関連リンク
参考文献
Osaka Metro「Osaka Metro 中央線 新メロディが完成!列車接近メロディと発車メロディを切り替えます」