2005年から2024年までの19年間、近世の大阪市営地下鉄・大阪メトロを、私はファンとしてたくさん撮影してきました。
もし私が死んだらこういった写真はおそらく破棄され、二度と日の目を見ることはないでしょう。私も今、歴史調査の為に古写真を調査・研究することが増えています。つまりそれは先人が残してくれた資産を享受しているということに他なりません。
私もまた、次代に続いていく大阪メトロファンの為に、今しか記録できない写真をしっかりと残してしっかりと公開していくべきだと考えるようになりました。そのような思いから、今回このような特集を組み上げました。しばらく長期シリーズで掲載していく予定です。
当サイトをよくご覧いただいている古参な方には何度か見た写真かもしれませんが、ご容赦頂ければと思います。
Osaka-Subway.com Author:207
第10回は「森之宮検車場公開」をお届けします。
(バックナンバーはページ下部に記載しています。)
名車との遭遇
2008年3月23日。
この日は地下鉄開業75周年を記念して、普段は見られない森之宮検車場の公開イベントが行われました。
30系
この日の目玉は、なんと言っても普段は見られない旧車3両のお披露目でしょう。
まずは中央線30系の3042号車。
ヘッドライト周りに警戒帯を巻いた車両です。結構厚みあるんですねぇ
車内の様子。
この編成は2018年頃に原型のオールシルバーへ戻されてしまったので、中央線カラーを見れた最後のチャンスでした。
60系
続いて60系が登場。こちらも現在は原型の頬紅カラーへと戻されており、茶色だった姿は見られません。
方向幕も、平成初期頃にあった白地黒文字表記ですね
50系
最も大きな目玉といえるのがこの50系でしょう。大阪市営地下鉄の歴史に名を残す名車両です。
30系以前の近代的な車両として各路線に配備され、最後は千日前線で引退しました。
さようならHMはそのまま存置されています。1994年までの運行でした。
長原行き22系
この他、当時検査中だった22系03編成が留置されていたんですが…
まさかの長原幕表示(笑) 中の人にわかっている方がいらっしゃるな…
その他
この他、歴史あるこういったポスターも展示されていた他…
昔の大阪市バスも登場。
今は見れなくなった大阪市保有の観光バス「にじ号」もやってきていました。