2005年から2025年までの20年間、近世の大阪市営地下鉄・大阪メトロを、私はファンとしてたくさん撮影してきました。
もし私が死んだらこういった写真はおそらく破棄され、二度と日の目を見ることはないでしょう。私も今、歴史調査の為に古写真を調査・研究することが増えています。つまりそれは先人が残してくれた資産を享受しているということに他なりません。
私もまた、次代に続いていく大阪メトロファンの為に、今しか記録できない写真をしっかりと残してしっかりと公開していくべきだと考えるようになりました。そのような思いから、今回このような特集を組み上げました。しばらく長期シリーズで掲載していく予定です。
当サイトをよくご覧いただいている古参な方には何度か見た写真かもしれませんが、ご容赦頂ければと思います。
Osaka-Subway.com Author:207
第16回は「八尾南延伸30周年」をお届けします。
(バックナンバーはページ下部に記載しています。)
ささやかなイベント…?
2010年11月27日。この日は八尾南駅で天王寺~八尾南間の開業30周年を記念したイベントが行われました。
イベント自体は普遍的なものですが、ご厚意で留置されている当時最新の32604Fの行き先を「長原」「谷町四丁目」など珍しいものへ変えるイベントも行われました。
会場の様子。この当時の谷町線はデータイム時で10分毎で、比較的線路容量に余裕がありました。
この関係で八尾南駅は2番線のみを使用していたことから、1番線(左側)に30系が、3番線(右側)に30000系が留置されていました。
22系がやってくると、当時谷町線で運用されていた3列車が並ぶという粋な演出でした。
30系はアルミの47編成が留置。「八尾南」の方向幕を出していました。
30000系との並びも。1番線で「八尾南」を出すのは珍しいですね。
レアな30000系
一方、3番線に留置されている30000系は様々な行き先を出していました。まずは「臨時」。
続いて「八尾南」
そして…通常時には絶対に出ない「長原」が表示されていました…!!これは嬉しい!!
反対側。今度は「谷町四丁目」表記です。これまた嬉しい。
谷町四丁目表示の30000系と駅員さんと記念撮影。この少年も、今や20歳手前あたりなんでしょうねぇ…
30000系は再び「八尾南」に。反対側には記念のヘッドマークも付けられていました。
記念イベントとあって、普段は柵で入れない八尾南駅の南端部にも特別に入ることが出来ました。
ここから藤井寺方面への延伸構想がありますが、実現するのはいつの日か…
駅連絡通路内
八尾南駅を南北につなぐ跨線橋内では、大阪交通労働組合が保有する「ミニ地下鉄」が運行されていました。
5インチゲージのちっちゃい地下鉄に乗って出発!皆さん楽しそうな時間を過ごされていました。