【まとめ】大阪メトロ、2024年の車両の動きを振り返る

【まとめ】大阪メトロ、2024年の車両の動きを振り返る

2024年は、昨年ほどではありませんが、大阪メトロの車両が大きく変動する年となりました。

400系の本格量産製造もさることながら、22系の初廃車、20系の継続廃車、……などなど、各線で何かしらの動きを見せていました。

今日は年末らしく、2024年における大阪メトロの車両動向を振り返りたいと思います。

新造:400系 406-11F~20F
廃車:22系 22615F
廃車:20系 2632F、2636F、2606F
転属 なし
更新車 23616F、23617F、23618F

 

新しい車両

400系

【投入された編成】
・406-11~20F

昨年から本格的に量産製造が始まった400系も、今年で20本目までが出揃いました。

嬉しいことに、今年は鉄道友の会「ローレル賞」を受賞しています。

所定本数まで残り3本となっています!最後の3編成では何か仕様の変更などがあるのでしょうか…?

 

 

廃車車両

20系

【廃車された編成】
・2632F、2633F、2606F

400系の投入と引き換えに、今年をもって20系は全廃となりました。

これをもって中央線からは平成期に投入された車両が消滅。全ての列車が令和製に統一されています。

 

22系

【廃車された編成】
・22615F

昨年驚きをもって迎えられた新20系の廃車ですが、今年は引き続き1本が廃車となりました。

新20系は大阪地下鉄の「顔」であり、その名にふさわしく全560両が出揃っていましたが、今回の廃車で全548両となっています。

 

転属車両

それまで続いていた転属ですが、今年は車両の転属が発生しませんでした。

来年は中央線で運行されている30000A系が、谷町線へ順次やってくる見込みです。

 

更新車両

撮影:もぐら様

地味ながら、四つ橋線の車両などのリニューアル工事についても粛々と進められています。

【リニューアルされた編成】
四つ橋線23系:23616F・23617F・23618F

 

今年は22系のリニューアル工事がストップしていますが、おそらく30000A系投入に伴う廃車を見越してのものと思われます。

【未更新の22系】
22613-14(2本)、22616-19(4本)、22656-61(6本)、62-63(元OTS車、2本)

30000A系は10本が在籍している為、上記14本の中から4本を除いた編成数が廃車になるものとみられます。

 

その他

廃車になると思われていた20系06編成ですが、まさかの万博プレパビリオン用のアトラクションとして再活用されることになりました。

編成はバラされていますが、6両まるまるがそのまま有効活用されています。

何故か400系の顔部分だけを取り付けられた「キメラ状態」に(笑)

また、このパビリオン内にてEVバス車両を用いた自動運転が実施されています。

 

来年は?

2025年は、いよいよ長らく続いた400系投入が完結します。

車両とは関係ありませんが、

・夢洲駅の開業
・四つ橋線における新型発車標の設置

も行われる予定です。

いよいよ開催目前となった大阪万博!

始まる前からもう終わった後を考える「万博ロス」になっていて、既に寂しくなっています(笑)

当サイトでは引き続き、目まぐるしく動く大阪メトロの車両動向を追っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

 

関連リンク

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参考文献

なにわの地下鉄「備忘録 2024年




書いた本



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