本日2025年1月19日!待ちに待った夢洲駅がついに開業しました!!!!
大阪市営地下鉄から含むと2006年12月の今里筋線の開業以来約18年ぶり、大阪メトロでは初めての開業となります!
ということで、早速私も見に行ってきました!!
駅の様子
外観~改札
なんといっても、まずはこの壮大な入口!
膜屋根で覆われたこの入口は、エスカレーター12台分程度はすっぽりと収まりそうな程に広くなっています。
入口のすぐ後ろには、大阪・関西万博の東ゲートがお目見え。駅直結となっています。
エレベーター側からの様子。エレベーターは2基が設置されています。
ちなみに駅の外はまだ何もなく、かろうじて夢舞大橋とセブンイレブンへ繋がっている程度です。
こちらには大阪メトロ標準スタイルの入口案内もありました。
階段を降りてみましょう。大きな膜屋根で覆われた、実に雄大な入口ですね。写真だと今ひとつ伝わりにくいですが、実際に来ると大きさに圧倒されます。
こちらは夜間の様子。暗くなると間接照明が照らします。
自動改札機。改札機は15台がずらーっと横並びになっており、整然とした様子が伺えます。
改札機上部には横長のディスプレイを設置。表示内容が常に変動していました。
改札機とディスプレイと。
コンコース・トイレ
続いて、改札を通り中に入っていきましょう。
ホームへのエスカレーターまでには、幅55mという超大型のサイネージが横並びになっています。
それ以外のコンコースの様子。LED照明がクールです!
ベンチも初めて見るスタイルでした。強化アクリル製でしょうか…?
トイレの様子。トイレは終端部側に設置されていて、もちろん「ようおこし」スタイルのトイレになっています。
大阪駅地下ホームと同じように、トイレ手前には使用状態がわかるディスプレイが備えられていました。
手前が男、奥が女トイレです。
トイレ自体は商業施設にあるようなスタイルです。
続いて、ちょっとだけ物議を醸した「オールジェンダートイレ」もありました。
文字通り、誰もが使えるトイレとなっています。
一時期東京の商業ビルで炎上したジェンダーレストイレは、「それだけ」しかなかったことで問題になりましたが、こちらは男女トイレと別に設けられています。
駅長室の様子。
IT系オフィスのような佇まいでスマートですねぇ…。
ホーム
コンコースからホームへ降りる、3つ並列のエスカレーター。
製造を担当した日立製作所によると、乗りこみ口にある緑のラインは、「片側開け」を抑止する為のものだそうです。
地下2階のホームにやってきました。
黒を基調に、ダイヤグラムをイメージしたという折れデザインの天井、そして光のゲートが際立っており、正直日本の地下鉄の中で一番カッコいい駅と言っても過言ではないデザインになっています。
夢洲駅の駅名標。
壁面と一体施工されており、めちゃくちゃカッコいい…んですが、明暗差が激しいので綺麗に撮影するのが結構至難の業です…
ラインカラーである緑を、そのまま駅のアクセントとして有効活用しています。いや本当にカッコいいなおい
夢洲駅では始発前の4時45分頃から、オープニングセレモニーが行われました。
テープカットが行われた後、河合CEOから夢洲駅の駅長へヘッドマークが贈呈されました。
このヘッドマークは、後述する400系車両の一部にも掲載されています。
夢洲駅へ設置される発車標は、四つ橋線と同じ星光製の細長タイプが用いられています。
路線にあわせて、接近アイコン・発車アニメーションが400系になっているのも良いですね笑
ちなみに2番線発の学研奈良登美ヶ丘・生駒行きが初めて設定されており、この関係で男声による「学研奈良登美ヶ丘・生駒行き」の放送が初めて適用されています。
型式:LCD-420101W
電圧:AC100V 60Hz
製造年月:2024年3月
株式会社星光
2番線には406-18Fが留置。この車両を背景に先程のセレモニーが行われました。
また、セレモニー後には始発列車を担当する406-04Fが入線。この列車が夢洲5:02発の一番列車となりました。
先述したように、ヘッドマークステッカーが取り付けられています。
ホームドアに取り付けられる路線図には、大阪メトロで初めて中・韓の表記も登場しました。
「夢洲行き」表示
ここからは、本日初めて登場した様々な「夢洲」表示をご紹介します。
まずは400系による「夢洲」行き。幅が小さいこともあり、コスモスクエアよりも見やすい表示ですね。
側面表記。駅番号が付記されています。
車内LCDディスプレイの様子。「ただいま 夢洲」は今日初めてお目見えですね!
続いて30000A系による「夢洲」行き。この表示もあと10ヶ月程度しか見られない貴重なものになりますね。
側面は…写そうとしたら切れてしまいました。
どうもシャッター速度を1/40以下にしなないと写らないそうで、再度リベンジですね。
近鉄車のオレンジ色LED車がやってきました。
んーきっちり入っています…が、相変わらず英字は全部大文字なんですね…笑
ちなみにフルカラーだと小文字入りとなっています。ROM更新するんですし変えれば良かったのでは…?
車内のLED装置もちゃんと対応しています。 撮影:新御堂筋様
その他
此花区初の大阪メトロ
夢洲駅の所在地は大阪市此花区ですが、今回の開通で此花区に初めて大阪メトロ路線、および地下鉄道が通ることになりました。
JRや阪神などの他路線が充実していることもあり、なかなか地下鉄の延伸とはならなかった過去があります。
大阪市内において大阪メトロ路線が通らないのは、これで西淀川区のみとなりました。
エンジョイエコカードは買えず
夢洲駅は、加算運賃を取る関係上、エンジョイエコカード(一日乗車券)が使えないのですが、どうやら購入も出来ないようになっているみたいです。
券売機で「カードを買う」をタッチ…するところで、既に「エンジョイエコカード」の文字がありません。
実際、タッチしても何も表示されなくなっています。
けいはんな線放送は有田寛之さんに
昨日、死去が発表された津田英治さん。
彼は長らく近鉄線内の自動放送を担当しており、夢洲延伸後も動向が注目されていました。
夢洲延伸自体はかなり前から決まっていたものなので、もしかすると「津田ボイスで夢洲が吹き込まれているかも…?」という声もありましたが、残念ながら有田さんの声へ置き換えられています。
LCD発車標に時刻は出ず
夢洲延伸に伴い、中央線の他駅における発車予定時刻表記が付記されるかな…と期待された方もいましたが、残念ながら従来通りの表記のままでした。
ATC発バスの削減
これはまた別記事で取り上げますが、ATCから夢洲へ向かう工事作業員さん用のバスが17日をもって大幅に減便されています。
関連リンク
参考文献
日立製作所『「エスカレーターの片側空け」を抑止する新機能を搭載したエスカレーターを大阪・関西万博開催に合わせて開業する北港テクノポート線「夢洲駅」向けに開発』