シリーズ「駅探訪」。
大阪メトロの各駅の写真を紹介していく記事で、撮影などでふらっと訪れた駅についてあれこれ掲載していく、駅紹介的なシリーズです。
第15回目は、谷町線・長堀鶴見緑地線 谷町六丁目駅です。
路線 | 谷町線 |
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開業日 | 谷町線:1968年(昭和43年)12月17日 長堀鶴見緑地線:1996年(平成8年)12月11日 |
仮駅名 | 谷町六丁目 |
所在地 | 大阪市 |
ホーム形状 | 谷町線:1面2線 島式 幅員7m、全長 160m 長堀鶴見緑地線:1面2線 島式 |
管区 | 平野管区(谷町線) ドーム前千代崎管区(長堀鶴見緑地線) |
構造 | 地下駅 |
地表からの深さ | 谷町線:-17.7m 長堀鶴見緑地線:-23.4m |
駅構内
谷町線
谷町線の中では2期目にあたる、谷町四丁目~天王寺間の開業にあわせて誕生しました。
谷町四丁目~六丁目間はまだ民家が密集していて、谷町筋(都市計画道路 長柄堺線)が完成していませんでした。
立ち退き交渉に時間がかかって目途も立たず、上からトンネルが掘れない状態だったことから、横から掘削できる「谷五シールド」を用いたシールド工法で作られました。
駅前後530mがシールドトンネルなことや、アンダーパス(道路の立体交差化)計画があった為、駅も深いところに位置しています。
1997年の長堀鶴見緑地線延伸にあわせ、駅構内の美装化が図られました。
谷六アンダーパスは当時まだ未施工で、長堀鶴見緑地線の開業3年後である1999年に完成しています。
駅ホームが狭いこともあり、LED発車標もややコンパクトなものが採用されています。
谷町線では比較的早い段階で、ホームドア運用がスタートしています。
長堀鶴見緑地線
長堀鶴見緑地線の谷町六丁目駅は、1997年の京橋~心斎橋間延伸時に開業しました。
先の谷町線が深めに開業していたことや、こちらもシールドトンネルで繋いでいることから、谷町線よりも更に深い場所へ駅が作られています。
谷町線のケースと異なり、こちらは既に長堀通(九条深江線)が作られていたこともあり、開削工事はスムーズに行われたようです。
この三年後、長堀通を交差する谷町筋にアンダーパスが設けられています。
駅構内はシールドで掘ったかのような円形モチーフの駅舎です。
谷町線乗換口方から。全体的にライトグレーとパープルのデザインでまとめられており、個性が強い長堀鶴見緑地線の駅の中でも異色の存在です。
長堀鶴見緑地線では各駅ごとにテーマが決められてますが、谷町六丁目駅は「寺と神社」となっています。
コンコースにはこれを意識した障子柄の壁画が描かれています。しぶい…
元々谷町線との連絡は階段・ESのみでしたが、乗換用エレベーター設置の必要性があったことから、ホームの一部で増床工事を施工し、2011年8月22日から供用を開始しました。
関連リンク
参考文献
大阪市交通局『駅施設さらに充実!(平成23年度)』,Wayback machine