空飛ぶクルマの離着場「大阪港バーティポート」が完成

空飛ぶクルマの離着場「大阪港バーティポート」が完成

大阪港駅から見える、「Osaka Metro」ロゴ付きの謎の白いテント。

実はここ、ちょこちょこ話題になっている空飛ぶクルマの離着陸場「大阪港バーティポート」というスポットです。

大阪港駅のリニューアルでデッキから撮影される方が「何あれ…」と話題にされるケースをちょこちょこ見たので、地下鉄・バスとはあまり関係ないですがご紹介しておきます。

 

空飛ぶクルマの離着陸場

現地の様子。白いテントのような物体は、空飛ぶクルマの格納庫となっています。

場所は、大阪港駅から西へ徒歩15分ぐらいの場所にある大阪港 中央突堤です。

現地の看板。「バーティポート」というのは、空飛ぶクルマの離着陸場の呼称なのだそうです。

”垂直”を意味する「Vertical(バーティカル)」と、”空港”を意味する「Airport(エアポート)」の二語を合わせてできた単語です。
一見メーカーの独自造語っぽいですが、国土交通省の資料 2) にも同名での資料が見られます。

 

 

一見、Osaka Metroとはあまり関係なさそうですが、

・短距離~中距離の交通手段としての近似性がある
・陸路だけでなく将来的に空路でも同じモビリティを提供するという点で有望

と考えられたことから、これを開発する株式会社SkyDriveと2024年8月に業務提携を行いました。

Osaka Metro は、地下鉄およびニュートラムを9路線運営しており、大阪を各段に便利で快適なまちにしていくことを目的に、都市型MaaS構想「e METRO」を推進しています。「e METRO」では、お客さまの多種多様なニーズに対応するため、さまざまなモビリティを一元的に提供することを目指しており、空飛ぶクルマを新たな空の移動手段と位置付けています。SkyDriveの空飛ぶクルマは、短距離から中距離をスピーディに移動できる新たな空の交通手段であり、これまでの陸の移動と組み合わせることで新たなニーズに対応できる点に加え、レジャー性が高い点において、既存のモビリティ(地下鉄、バス、オンデマンドバスなど)と異なる特性を持っており、お客さまに提供するモビリティのベストミックス実現のために有望な交通手段であると考え、2024年8月に両社で業務提携契約を締結しました。

出典:1)

 

オープンはもうすぐ

現地には格納庫の他、1万平方メートル近くある離着陸場、旅客施設やモビリティポート(オンデマンドバス乗り場やシェアサイクルのスペース)などが設置されています。

オープンは2025年4月26日を予定しています。

誰でも自由に入れるわけではなく予約制となっていますので、興味のある方はこちらから応募してみてくださいね。

ただしまだ搭乗飛行までは出来ないようで、機体への搭乗やVR体験、講演会などに留まります。

 

関連リンク

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参考文献

  1. Osaka Metro『Osaka Metro が整備した空飛ぶクルマ専用「大阪港バーティポート」が完成 Osaka Metro と大阪市が竣工セレモニーを開催~2025年大阪・関西万博にてSkyDriveのデモフライトの離着陸場に~
  2. 国土交通省航空局『バーティポート整備指針』令和 5 年 12 月
  3. Osaka Metro『空クルラボ



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