大阪メトロ、緊急時の万博輸送対策を発表

大阪メトロ、緊急時の万博輸送対策を発表

Osaka Metroは、夢洲への万博輸送における緊急時の対応を発表しました。

4月22日に400系がトラブルで動けなくなり、夢洲駅に一時4000人が滞留した事案がありましたが、それを踏まえてのものとみられます。

 

折り返し運転を実施

コスモスクエア以東でトラブルが発生した場合、迅速に可能な範囲での折り返し運転を行うとしています。

例えば4月のように大阪港駅でトラブルが起きた場合、コスモスクエア駅で折り返し運転を行い、ニュートラム・四つ橋線ルートで迂回させる方法が採られるようです。

中央線で折り返し運転が出来るのは、

コスモスクエア・大阪港・阿波座・谷町四丁目・森ノ宮・長田

の6駅で、これら駅を活用して極力輸送を行い、滞留を避ける方針のようです。

また、技術職員を有する活動拠点を特例的に阿波座駅などに設け、トラブル発生時には速やかな運行再開を行うとしています。

 

バスでのバックアップ

この他、バスでの輸送も実施。

既存の桜島駅の他、万博会場からJRの乗換場所である弁天町駅間やコスモスクエア駅間で輸送を行い、極力滞留を避ける方針が採られます。

夢洲への輸送は、大阪メトロ中央線が全体の58.6%を占めるほどのシェアを誇っており、それだけに止まってしまうと万博全体へ響くことになります。

今回のプラン策定で、トラブル発生時にどう変わるのか注目です。

 

関連リンク

400系故障で中央線運転見合わせ…万博後初のトラブル

 

参考文献

Osaka Metro『Osaka Metro Group 2025年度(2026年3月期)事業計画

NHK関西『大阪メトロ 中央線の輸送力強化 増便や終電繰り下げの計画

日本経済新聞『大阪メトロ中央線、大阪万博輸送で昼間増便や終電延長 夏休み視野




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