20系06編成が保存…というかパビリオンになっている、森之宮のe METRO MOBILITY TOWN……またしても横文字でわかりにくいので、ここでは「モビリティタウン」としましょうか。
Googleマップでのレビュー☆3.2(全17件)という、なんとも微妙な評価のこの施設。
モビリティタウンのプレオープンは以前ご紹介しましたが、本オープン後は行ってないな…と思い出し、改めて行ってきました。
入場~!
ゲートをくぐると、まずは400系がお出迎え。
午前にやってくると全体的に順光になって綺麗に撮影出来ます。
400系の後ろは………ん?
2 9 0 6
君、20系か!!!
No.1:ニューワールドシアター
そう、まず第一のパビリオンがこの2906号車です。
ニュー・ワールド・シアターと題されたこの車両では、未来の大阪をプロジェクションマッピングで映し出しています。
パビリオンは自由に入退場が出来ます。2~3分程度のプロジェクションマッピングが映し出されていました。
家庭用エアコンを4台設置していて、夏の暑い時期でも安心です。
ちゃんとフォントをゴッサム(大阪メトロのロゴフォント)で揃えているのはいいですね。
かつて運用されていた際のLED案内機も残されていました。
No.2/3 映像ツアー
2つ目は「ヒストリー・オブ・モビリティ」。
3つ目は20XX・オオサカ・ツアーズ。どちらも車内で7分程度の映像を見るコンテンツです。
2が過去、3が未来で1つのセットとなっています。
車内の様子。真っ暗な場内に、窓やドア窓に映像が映し出されています。なかなかすごい…
映像は大阪市電から始まり、御堂筋線の開業ポスターが映し出されました。
時代を追うので戦争の時代の映像もあるんですが、モノクロでちょっと怖い…。
暗い雰囲気から一転、1970年の万博や1990年の花博…と、博覧会輸送に大阪市交通局が貢献してきた姿が明るく映し出されます。
No.4 キッズトレイン
4番目はキッズトレイン。
ガチャガチャの他、デジタルレース装置が用意されていた…んですが
残念ながらこの後小学生軍団に占拠されてしまい、具体的に何があるのかはわからず…。
No.5 コラボトレイン
5番目はコラボトレイン。私が行った際はプラレールとのコラボを行っていました。
車内は長く、自由にプラレール線路を組んだりできたるスペースがありました。まぁちびっこ向けですね
一番奥には壮大なジオラマもあるのですが…
先日発売された400系プラレールもばっちり走っていました(笑)
ちなみにこの5号車の裏手には、これまで大阪市交通局・大阪メトロが行ってきた車両の系譜が印刷されていました。
No.6 サステナトレイン
そして最後はサステナトレイン。要は休憩電車ですね。マニア的にはこれが一番うれしい(笑)
車内は殆どそのまま流用されていました。いや~20系の車内久しぶり!
ただ照明は別途用意されており、元々の蛍光灯ではありませんでした。
方向幕指令や非常通報装置もそのまま存置されていましたが、何故か自動放送装置だけが抜かれていました。どこかで流用しているんでしょうか
久しぶりに2606号車とご対面!東向きに設置されているので、午前が順光になります。
全景はこんな感じ。2606号車以外はかなり魔改造されていて、元の電車は見えなくなっています。
これは知らなかったんですが、2606号車の右側には百葉箱が設置されていました。
説明を見ると堺筋本町駅のものだそうです。彼が地上を見たのは半世紀ぶりとかでしょうか…?
RCサーキット
場内には何故かラジコンカーのサーキットも登場。1回550円です。
車は4台が用意されていますが、これもいわば「モビリティ」扱いなんでしょうか…
自動運転バス
園内には自動運転バスが運行されています。とはいっても同じ場所で乗降するので移動には使えません。
車両はプレオープンの時とは異なり、小型タイプの「F8 series4-Mini Bus」で運行されていました。
PR画像ではこちらが使われていたので、計画通りということになりますね。
プレオープン時に使われていたのは、こちらの大型タイプ「F8 series2-City Bus 10.5m」でした。
後ろはこんな感じ。万博会場内で運行されている「e-mover」と同じですね。……ん?
!!!!
なんとパーク内で運行されているEVバスは、「OMタクシー」所属の車両でした。これは初めてのケースでしょうか…?
運行は10~17時の間、15分間隔での運行です。
自動運転バスは、1周目が手動運転、2周目が自動運転でした。
バス到着後のアイドルタイムに少し運転台を撮影させてもらいました。モニタがたくさんあって未来的ですね…!
メーターもグラスコックピットを採用。左側に残電池量、右側に速度メーターが表示されています。
また、ギアは「D(ドライブ)」「N(ニュートラル)」「R(バック)」の3つだけでした。パーキングブレーキもないんですね~
その他
会場にはEVカートもあるんですが、
お値段なんと4,000円!!!小さい方でも2,200円と結構な価格でした…。これは乗れませんね…
遠足?で来ていた小学生軍団がデモ走行を見ていました。ミニオンみたいでかわいい。
入場料について
入場料は1,320円~2,200円と幅があるのですが、これは「アプリを使うか/使わないか」「通常期か/繁忙期か」で価格が変わるのが理由です。
平たく言えば「平日にアプリを使って買えば1,320円、休日に現地でチケットを買えば2,200円」ということです。
大人 | 小学生 | ||
---|---|---|---|
e METROアプリ | 通常期 | 1,320円 | 660円 |
繁忙期 | 1,980円 | 990円 | |
現地で購入 | 通常期 | 1,600円 | 800円 |
繁忙期 | 2,200円 | 1,100円 |
まとめ
ということで、モビリティタウンのレビューいかがでしたでしょうか。
冒頭で書いたGoogleのレビューでは、
・似たような展示ばかり
・全体的に作りが質素
・入場料とEVカート料金が高い
・内容と価格が見合ってない
などがマイナス要因として書かれていました。
一方、良かった点としては
・スタッフさんが非常にフレンドリー
・子供も大人も楽しめる内容
などがありました。私もこれらのレビューに概ね同意するところです。
残念ながら(?)、私が行った日は2校の小学生が来ていたのであまりゆっくりと撮影出来なかったのですが、この子らがいないと本当にガラッガラだろうな…とも思えました。
スタッフさんに話を伺ったところ、平日の来場者は20組程度、土日でも50組程度だそうです。大丈夫か……
小学生も「もう行くことないやん!」と元気に走り回りながら言っていたのが印象的でした。
営業日は2025年10月19日まで、木曜日はお休みです。