撮影:みどう様
マルコに恋してにも掲載しましたが、日本の地下鉄最古のエレベーターであった喜連瓜破駅のエレベーターが、2018年2月16日よりリニューアル工事を開始しています。
リニューアル工事前 撮影:Osaka-Subway.com
経緯
撮影:Osaka-Subway.com
喜連瓜破駅のエレベーターは、1980年の路線開業時に設置されました。当時はまだ駅にエレベーターという概念自体がない時代で、NPO法人「誰でも乗れる地下鉄をつくる会」の働きかけによって作られた経緯があります。
大阪地下鉄の、ひいては日本の地下鉄では営業用として最古のエレベーターでしたが、付近に障害者施設があった関係で、リニューアルに必要な長時間の時間(休業)が取れず、長らく置き換えがなされていませんでした。
しかしながら、2016年7月にはエレベーターが停止し男子学生が長時間取り残される事故も起きるなど、老朽化に伴う様々な不具合・経年劣化も見られ、限界まで来ていたようです。
2日午前8時35分ごろ、大阪市営地下鉄喜連瓜破(きれうりわり)駅(同市平野区喜連)の改札階と地上階を結ぶエレベーターが停止し、登校中の高校1年の男子生徒(15)が閉じ込められた。男子生徒は約1時間後に救出されたが、体調不良を訴え病院に搬送された。大阪市交通局で原因を調べている。
交通局によると、エレベーターは、先月27日の定期点検時に異常は確認されなかった。設置は昭和55年11月と古く、市営地下鉄で設置されているエレベーターに同型は他に一台もないという。
出典:産経新聞『地下鉄エレベーターに男子高生「1時間」閉じ込められる 大阪・喜連瓜破駅』http://www.sankei.com/west/news/160702/wst1607020052-n1.html、2016年7月2日
工事の様子
出口側のエレベーター。バリケードがなされています 撮影:みどう様
こちらは駅部のエレベーター。同じくバリケードがなされています 撮影:みどう様
撮影:みどう様
駅ホーム部。 撮影:みどう様
関連リンク
この記事の著作者、撮影者
Photo:みどう
Writer :Series207 2018/2/25