
大阪市都市交通局は、社会実験中のBRT「いまざとライナー」について、実験開始7年目の効果を発表しました。
あまり芳しい報告ではなく、2024年度の収支が2.5億円の赤字になったことを明らかにしています。
黒字化できない…

いまざとライナーは2019年4月から、今里筋線南進の可能性有無を含めた実証実験として行われており、当初は5年間、その後2年延長されて合計7年間運行されてきました。
5年経過時点で利用者こそ定着したものの、コロナの影響やPRが不十分だったこともあり、利用者は今一つ伸びませんでした。
2024年度でのいまざとライナーの収支は
・収入が約2.2億円
・費用が約4.7億円
・トータルで約2.5億円の赤字
であることが、今回の資料で示されています。
1度目の延長
そういった事情もあって実証実験が2年間延長され、2025年~2026年3月末まで運行となっていました。
この延長期間では
・セレッソ大阪などの沿線施設と連携したPR
・車両を活用した広告収入(2026.1~)
・大阪シティバス通常便との運行間隔調整
・「長居公園南口」バス停を新設
・大阪シティバスとの予備乗務員共通化
を行うなど、様々な改善に取り組んできましたが、あまり大きな収支改善は見込めていないようです。
2028年まで延長

先ほども書いたように、延長期間終盤である2026年1月からはダイヤ改正やバス停新設など、ハード面からの取り組みも始まっていますが、まだどの程度効果が表れているかは未知数です。
そこで、事業性の改善検証などを行うべく、更に2年延長されることとなりました。
すなわち、「いまざとライナー」は2028年3月末までは運行されることになりますが…ちょっと先行きが怪しくなってきましたね…。
関連リンク
参考文献
大阪市(都市交通局)『いまざとライナー(BRT)社会実験の効果検証等をまとめました』