
UFO信号機というものをご存知でしょうか。
正式名称は「特殊懸垂型信号機(もしくは信号灯)」というそうです。
要は4方向の信号機が全て一体型となり、上から筐体が吊るされているものをいうのですが、実は大阪市内にもたった1つだけまだ残っています。
全部がくっつく

それがこちら。
東成区の中本5丁目9…、駅でいうと今里と緑橋の中間地点あたりに位置しています。

このあたりは街路が非常に狭く、また支柱を立てるスペースもないことからこのモデルが選ばれたものとみられます。

銘板の様子。以下のように記載があります。
懸垂型交通信号灯器(定周期式)
型式:UM23
電圧:100
周波数:60
製造番号:36-12065
瀬像年月:昭和55年7月製造
名古屋電気工業株式会社
昭和55年…ということは、谷町線の天王寺以南やニュートラムと同い年になりますね。
今後と他の地域

このUFO信号機ですが、当時は灯器にLEDがなく、厚みが必要だったことから苦肉の策としてこのようになった経緯があります。
それだけに、現在はLEDで薄型灯器になったことから必然性が低く、今後は新規取付が無いものとみられます。

個人ブログでご紹介した名古屋の栄・赤門にあるものと似ていますが、あちらは街のアイデンティティとして愛された結果、UFOを「模した」ものへと更新されました。
それぞれが独立している信号機を組み合わせて集約しているのが異なるポイントです。
この他、UFO信号機は数を減らしながらも未だ健在です。
・高知のひろめ市場周辺(縦型)
・群馬県藤岡市
・仙台市
場所
あまり交通至便な場所にはなく、大阪シティバスの東中本二丁目バス停から西へ少し歩きます。
関連リンク
東成区の中本に、珍しいUFOの形をした信号機があるということで見に行ってきました。 普通の住宅街に突如現れるUFO なん…
参考文献
交通管制施設協会『交通信号50年史』,1975年