撮影：新御堂筋様
2024年6月28日20時頃から、けいはんな線生駒～白庭台間（東生駒トンネル入口付近）にて大雨による土砂崩れがおきた影響で線路が不通となり、けいはんな線への直通は見送られて全列車が長田行きとして運行されました。
翌日もこの影響が続いたことで、長田駅から代行輸送が効かない新石切駅まで延長し、10時頃から新石切行きとして長田～新石切間だけ暫定的に運行を再開しました。
「新石切」の行先表示は過去20年を遡っても見ることがなかった希少なもので、多くの鉄道ファンが撮影に訪れていたようです。
初めて見た「新石切」
撮影：新御堂筋様
けいはんな線内の発車標の様子。ソラリー式が採用されており、普段は見ることのない「新石切」表示を行っていました。
こちらは中央線の発車標。ディスプレイ式だけあってこちらもきっちり対応していました 撮影：新御堂筋様
400系もデビュー後初の「新石切」表示で登場。 撮影：新御堂筋様
側面表示もバッチリ対応しています。 撮影：新御堂筋様
車内LCDディスプレイも対応。 撮影：新御堂筋様
撮影：新御堂筋様
新石切駅では、真ん中の2番線を用いて折り返し運転が行われていたようです。
近鉄は明日も運行の見通しが立っていないと発表しており、引き続きこの「新石切行き」を見ることが出来そうですね。
６月２８日（金）に発生いたしました、けいはんな線 生駒駅～白庭台駅付近に土砂が流入したことに伴い、本日２９日（土）も、けいはんな線 新石切駅～学研奈良登美ヶ丘駅間で終日運転を見合わせます。
現在も運転再開に向けて、土砂の撤去作業に鋭意取り組んでおりますが、大量の土砂の撤去が必要なため、相当時間がかかる見込みであり、明日以降も運転再開の目途が立っておりません。出典：近畿日本鉄道株式会社「【お詫び】けいはんな線の運転見合わせについて」２０２４年６月２９日
生駒折り返しはできない？
現場が生駒～白庭台間なので、一見生駒で折り返しが出来そうに見えますが、土砂崩れで土をどかす必要があるということは、作業をされる方が線路に降りる必要があります。
そうすると電気を止めなければいけませんが、当該区間の電気的な区切りは生駒以西（おそらく新石切～生駒間）に存在するため、今回の措置が採られているものと思われます。
