撮影:新御堂筋様
2021年7月3日より、乗り入れ先の近鉄ダイヤ改正に合わせて中央線の時刻表もあわせて修正されました。
それに伴い新しいポケット時刻表が配布されているのですが、今回の改正分から表紙写真が新たに24系56編成(24956F)へと切り替わっているようです。
前回変更が平成9年(1998年)12月でしたので、約22年ぶりの新デザインとなります。
実は最も古い24系
撮影:新御堂筋様
こちらが今回から新しく配布されているポケット時刻表。
ポケット時刻表のデザイン変更は当然ながら中央線全駅が対象のようで、森ノ宮の他にも谷町四丁目も同様に変更されていました。
ちなみに、この24956Fは四つ橋線から移籍してきた元23系06編成(23906F)で、竣工は24601Fより更に前の1990年6月26日と、現在所属する24系の中では最も古い電車となっています。
時刻表デザインの歴史
中央線のポケット時刻表デザインは、以下の変遷を辿ってきています。
20系(2601F)
所蔵・撮影:新御堂筋様
時期は不明ですが、OTS開業前の平成6年4月1日改正まではこの2601Fが用いられていました。
昭和60年時点では写真がなくフォーマットも現在と異なるもので、平成に入ってからのデザインのようです。
24系(24901F)
所蔵・撮影:新御堂筋様
OTS線が開業した平成9年(1998年)12月11日改正から平成30年(2018年)3月24日まで、約21年に渡ってこのデザインが用いられてきました。
「大阪港」の方向幕やフィルム撮影したであろう色味が懐かしいですね。
24系(24656F)
所蔵・撮影:新御堂筋様
そして今回、令和3年(2021年)7月3日改正分からは24系56編成が表紙デザインを担当するようになりました。
映りもデジタルカメラで撮影したものになり、より近代的な描写となっています。
「マルコ」を消したい?
所蔵・撮影:Osaka-Subway.com
今回のポケット時刻表の写真変更は、ニュートラムに続いて2例目となります。
近年写真が変更されている背景には、大阪市交通局時代の「マルコマーク」が映っているものをなるべくなくしたい意図が垣間見えます。
今後、30000系が導入されている御堂筋線・谷町線なども変更されるのでしょうか。
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