今から26年前の1993年(平成5年)3月4日。この日は、堺筋線動物園前〜天下茶屋間が開業した日です。
当サイトでも何度か書いていますが、堺筋線には現在直通している阪急電車の他、南海電車とも直通させる計画がありました。
諸々の事情から阪急との乗り入れに決定したのですが、一方で南海電鉄側とは連絡を緊密にする、という条項が取り付けられていました。
この役目は動物園前駅が担うことになり、また南海電鉄も阪堺南霞町電停(現在の新今宮電停)との連絡という建前で一旦は収束しました。
その後、堺筋線は中百舌鳥方面への延長も計画されたものの、途中経由地に公道が少ない(注:地下鉄は、民有地地下を通ると多大な補償金が必要になる事から、極力道路の下を掘って建設されます)ことから中百舌鳥へは御堂筋線を延長させることとし、堺筋線は天下茶屋方向を目指す事となりました。
この区間に延長工事に協力的だったのが南海電鉄で、従来天王寺〜天下茶屋を走行させていた南海天王寺線を廃止、その下に堺筋線を二層構造で建設…という経緯を見せています。
現在、天下茶屋駅は驚く程の連絡性の高い駅で、堺筋線開設以来これまで普通列車しか止まらなかったのが、急行/準急、ついには特急までが止まる優等停車駅となり、現在に至っています。
追記
一番列車、乗りに行きました♪
阪急車の6両で記念HM等は無し。
当時南海駅は地上で、仮設の通路を延々と通っての乗り換えでした。また当時は各停しか停まらず、今の全列車停車で乗換客が行き交う姿など想像もできなかった当時でした。 pic.twitter.com/5MSJAarSQ7— ぷにぷに (@punitter39) March 4, 2018
いつもお世話になっているぷにぷにさんによると、一番列車はなんと阪急3300系だったそうです
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Photo,Writer :Series207 2018/2/16