以前記事にした、堺筋線東吹田検車場にある「日産ディーゼル680型トラック」。
6月中に引き取られる予定でしたが、どうも事情が変わってきたようです。
古い車両ということもあり、保存や譲渡の検討もされたが、保存場所や運搬費用などの問題がクリアできず、平成28(2016)年度、廃棄処分が決定。廃棄とはいえ、各種混合くずとして、競争入札されることになり、応札者に公開するためシートが外され、周囲の目に触れるように。
5月30日に落札業者が決まり、6月末までには引き取られる予定だったが、予定価格に達せず入札不調となった。
再び入札が行われる見込みだが、もうしばらくは東吹田検車場で保管される
出典:産経新聞『トラック列車「昭和の走り」〝混合くず〟で再入札へ…見られるのもあとわずか 大阪市交通局』(2017年6月14日) <http://www.sankei.com/west/news/170614/wst1706140026-n2.html>
大阪市交通局公告第22号には「各種鉄くず」「各種混合くず」として売却する…と記載があります。おそらくこれが、680型トラックを指すものと思われます。
バス博物館が興味?
>RT
当館がちょっと因縁があるその架線作業車がシートに包まれていた姿…2012年1月20日撮影。所有市において、まずは屋内保存、そしていずれは展示公開されるべき物件ですね‼️ pic.twitter.com/eRojlhIcV9
— 福山自動車時計博物館 (@FACM_0849228188) April 28, 2017
話題の架線作業車について…
2009年、同局から当館へ譲渡照会あり。
当館が手を挙げかけたところ、手放されるのが惜しくなられたのか、引き続き保管されることとなり、同局が譲渡話を取り下げ…
という経緯がございますので、当館としては、同市において保存・公開されることを願うのみです‼️— 福山自動車時計博物館 (@FACM_0849228188) June 14, 2017
2009年に福山自動車時計博物館というところへ、当時の大阪市交通局から譲渡打診があったと公式アカウントさんが言及されています。
大阪市交通局は2009年の時点では保存の方針だったようですが、民営化で風が変わったのか、今回の売却へと至っています。
このトラックがどれほどの価値が有るのかはわかりませんが、もし実現できるのであればこのような博物館へと売却するのも、一つの手かもしれませんね。
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Photo,Writer : Series207 2017/6/16