東吹田検車場で活躍していた、レトロトラック(日産680型)を見てきました

東吹田検車場で活躍していた、レトロトラック(日産680型)を見てきました

堺筋線の車両検査を受け持つ「東吹田検車場」において、謎の古いトラックがいる…とTwitterで話題になっていたので、見てきました

 

レトロなトラックは1959年製

どうもこの車両は日産ディーゼル 680型と呼ばれる1959年製のトラック[ref]http://www.nissan-global.com/JP/COMPANY/PROFILE/HERITAGE/1950/[/ref]で、Wikipediaにも記載がないほどのレトロカーです。ボンネット式な車体構造がいいですね

主要スペックは以下の通り。[ref]https://ameblo.jp/porsche356a911s/entry-11998742962.html[/ref]

【主要スペック】

1959年製
全長7,085㎜・全幅2,275㎜・全高2,310㎜・ホイールベース4,200㎜・車重3,625kg
駆動形式:FR
エンジン:P型 直列6気筒水冷4サイクルOHV3956cc
最高出力:125ps/3400rpm
最大トルク:29kgm/1600rpm
設計最高速度:97km/h
最大積載量5,000kg・乗車定員3名
販売価格:123万円

 

元は大阪市電用

この顛末を詳しく取材したサイトさんによると、以下のように記載されていました。

約55年前の1962年に購入しました。

もともと営路面電車の架線の維持管理用として、トラックに点検台を取り付ける改造をして使用しておりました。

(購入から7年後の)1969年4月に市電が全廃となった際に架線作業車が不要となりましたが、同年12月に開業した地下鉄堺筋(さかいすじ)線の車庫内での架線の維持管理用として、足回りをゴムタイヤから鉄車輪に改造し、転用しました。

出典:IROIRO『線路を走る謎のトラック?大阪市営地下鉄のレトロ車両の正体とは』< https://irorio.jp/takumiurushidate/20170516/400404/ > (2017年5月22日閲覧)

大阪市電からの流れ者だったんですねぇ… 半世紀以上に渡っての東吹田検車場でのお勤め、本当にご苦労様でした。

この後、処分されるようで業者の公募の為に、これまでかけてあったカバーを外してこの地にて公開しているようです。入札情報を参照してみましたが、それらしきものは見つかりませんでした…

 

関連リンク

【堺筋線】680型トラック、入札不調で再入札へ。福山の博物館が引き取りに興味?

 

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Photo,Writer : Series207  2017/5/22




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