「マルコマークが消える前にもう一回だけ大阪に行きたい」「ああ…マルコマーク…」。いま、ツイッターにこんな書き込みが相次いでいる。各地で撮影されたマークの写真の投稿は、地下鉄ファンの間で「マルコ集め」と呼ばれている。
出典：『民営化で「マルコ」さよなら 大阪市営地下鉄、切り替え』- 朝日新聞 2018年3月22日
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180322-00000032-asahi-soci
私自身びっくりしたのですが、2018年3月22日の朝日新聞(Yahoo!ニュース内)において「マルコ集め」なる言葉が出てきていました。
どちらかというと、この「マルコ」という名称は鉄道ファンの中でも更に一部の地下鉄愛好者だけが使っていた言葉なので、新聞紙上に現れるのは寝耳に水で本当に心の底から驚きました。
もともとこのマルコは、NHK朝ドラ「ごちそうさん」に登場する人気キャラである竹元教授のモデルとなった「武田五一」氏が考案したマークです。
Osakaを示す◯に、高速鉄道（地下鉄のこと）のコ、という非常にシンプルなロゴ。1933年5月の開業当時から愛されてまもなく85年…というところでお役御免になりました。
ご存知のように自著「マルコに恋して」は、そんなマルコの名称を（もう少しだけ）上げようと名付けたのですが、これはより多くの鉄道ファンにまで広がっていると受け取ってもいいものでしょうか。笑
今日は民営化まであと9日となり、マルコ集めに奔走される地下鉄愛好家…いや、マルコに恋する皆さんの参考になるような、たくさんのマルコをご紹介します。
あんなところに「マルコ」
まずは駅構内案内（サインシステム）にある地下鉄マークのマルコ。
こちらは乗り換えのある駅構内ならどこでも見受けられるものでベーシックですね。これらは4月1日までにすべて取り替えられるか、もしくは簡易的にシールで隠されるようになるのでしょうか。
こちらもベーシックな車体側面に掲げられたマルコ。現在御堂筋線の一部車両のみが剥離されているに留まっています。
撮影が難しい車両としては、今里筋線のものが挙げられます。80系は車体下にこっそりとマルコが掲げられています。
新20系車両内にもマルコ。LEDの車内案内脇にこっそりと掲げられているのですが、こちらもシール対応になるのでしょうか
意外と難しいのが新サインシステム準拠のマルコ。こちらは一部駅で既に取替対応が始まっているようで、非常に短期間だけ見られたものとなりました。
新20系の回送列車内に表示されるマルコ。こちらは始発駅などでしか見れないため、やや難易度が高めです。
個人的に気になってるのがこの中央線のディスプレイにある地下鉄マーク（にあるマルコ）。このディスプレイは、マルコマーク付き地下鉄マークがどんどん近づいてくるのが特徴なのですが、これはROM交換対応がなされるのでしょうか…？
写真には残していませんが、これ以外にも散水栓や消防ホース収納ボックスなどにもマルコが見られます。
バスはまもなく絶滅か
一方、バスの方が取替がかなり進んでいます。現在ほとんどのバス停が新仕様の大阪シティバス対応のものになり、すっかりみおつくしマークを掲げたバスロゴのあるバス停が見られなくなってしまっています。もしこれを見つけたらお早めに…！！
また、地下鉄からバスへの乗り換えサインについても記録が必要ですね。
怪しいニュートラム
また、ニュートラムについてもやや怪しい動きが見られます。従来「ニュートラム」と案内されてきたサインが「南港ポートタウン線」へと切り替わっており、ニュートラムの呼称が無くなる可能性があります。
あわせて200系に掲げられていたニュートラムマークも最新編成ではなくなっていることから、呼称だけでなくマークそのものも今後消滅する可能性があります。
まとめ
ちなみにですが、車両にあるマルコはともかく、駅構内のものや散水栓・消防ホース入れなどの彫刻系のものや目立たないものは、今後も残るものと思われます。
その他、こんなマルコもあるよ！というご意見があれば教えて下さいね(^ω^)
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Photo：Osaka-Subway.com
Writer : Osaka-Subway.com 2018/3/23
