大阪市営地下鉄のサインシステムには、これまで使用されていた「本町サイン」や「ひげ文字」がありますが。その過渡期のものといえる通称「守口サイン」という規格があります。
民営化からまもなく1年になりますが、ここにきて守口サインが次々に交換されているようです。
守口サインとは?
ひげ文字と旧サインの間に使用されていたサインシステムのこと。
当時の新規開業区間である都島-守口間で採用され、正式な名称がどの文献にもないことから、ファンの間の”通称”として開業駅である守口から取られた「守口サイン」と呼ばれています。
関目高殿駅は1997年の駅名改称時、太子橋今市駅は2006年の今里筋線開業時にそれぞれが現行のものに取り替えられていて、残されているのは今回ご紹介する守口・千林大宮駅と、野江内代駅の3駅のみとなっていました。
守口駅
谷町線の北端にある守口駅。ここは守口サインの名前のもととなった駅ですが、11月19日頃に交換されてしまったようです
こちらが交換前の守口サイン。独特なフォントで、もじ鉄な方から注目されていたサインでした。
尚、駅構内のマルコマークがないものについてはそのまま現存しています。あくまでマルコ=大阪市交通局である部分だけの取替となっているようです。
千林大宮駅
守口駅から2駅先の千林大宮駅。ここにも守口サインが残っていたんですが、同じタイミングで取り替えられてしまった模様です。
こちらが交換前のもの。
駅出口前にある通路用地下鉄案内看板については、交換されているものとされかけているものとありました。
千林大宮駅も同様に、駅構内のものについては交換されていません。