前回と前々回に引き続き、大阪市営地下鉄のサインシステムのお話。
本町駅で初採用されたサインシステムはなんば駅での採用を経て、当時の新規開業区間である都島-守口間でも使われることになりました。
本町・なんば両駅は都心部の駅ということもあって取り替えられた駅が多いのですが、住宅街で末端区間であるこの区間は、比較的どれも現役で使用されています。
このうち、関目高殿駅は1997年の駅名改称時*1、太子橋今市駅は2006年の今里筋線開業時にそれぞれが現行のものに取り替えられていて、残されているのは今回ご紹介する守口・千林大宮駅と、野江内代駅の3駅のみとなっています。
守口駅のケース
守口駅3番出口。エレベータ取り付けにあたって左側に新たに出入り口がもうけられましたが、もともとあったところはそのまま。
守口駅については、駅出入口のみ旧サインシステムが維持されています。
【関連リンク】
「昭和52年大阪市営高速鉄道谷町線・守口開通」 – 阿房列車ピクトリアル
千林大宮駅のケース
千林大宮駅。こちらはかなり多数残っており、駅出入口の他に「きっぷうりば」や「出口表記」も当時のフォントのままです。
ちなみにこのフォントはいったい何なのでしょうか?ゴシック4550よりも縦長な感じで、ちょうどヒゲ文字とゴシック4550との過渡期にあたるような、そんなフォントです。
大阪市交通局オリジナルでしょうか?
参考リンク
「大阪地下鉄あやしいわーるど ~地下に眠る生き証人②~」―北大阪発!服部の駅巡り日記
http://blog.goo.ne.jp/hatst2004/e/424f6fb58cb05570c0cc5bc0c67ee04d