大阪市営地下鉄は近年、新たなサインシステムを制定してクールな印象ですが、谷町線天王寺駅はそんなサインシステムをフル無視した、見にくくやっつけ感がすごい野良サインがあると話題になったので、実態を見てきました。
当サイトは一貫して野良サインの撲滅を支持しています。
野良サインとは?
あらかじめ定められたサイン計画があるのにユーザが勝手に貼り紙などで補足してしまうもの。例えば、駅でよく見かける駅係員が勝手にワープロで作成した貼り紙など
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被ってますよそこ
話題となったのはこれ。もともとは白背景のサインだったので、後ろの文字が見事に透けて被って見にくい
遠景。番線表記はまだいいんですが、見事に「谷町線」のところが被ってます。そこ別にいらなかったんじゃ…?
右側には蛍光灯を利用した番線表記も。こちらは蛍光灯の下にぶら下げてあるだけなのでまだ見やすいですね。
御堂筋線の連絡口は更にひどかった
御堂筋線との連絡通路もなにやら変わっていました。こちらは見にくいどころか見えません
拡大して明るさを落とすとようやく文字が視認できるかな、というところ。ユニバーサルデザインのド真逆を平然といっているところがすごい。
サインシステムをフル無視
こちらは新たなサインシステム…なんですが、「あべちか」と「てんしば」はどうも違うフォントのようです…サインシステムをわざわざ制定する意味…
まとめ
こういう野良サインですが、大阪市営地下鉄は野良サインが多すぎて見にくく醜いのがダメですね。
サインシステムは、いまや文化・言語・国籍の違い、老若男女といった差異、障害・能力のいずれもを問わず、利用出来ることが重要なユニバーサルデザインの為にもとても大事なポイント。
そのはずなのに、野良サインはそれらを徹底的に無視しているところに問題があります。
基本的に私は何でも行動されるのがいいと思いますし、その取り組みは随時何かの形で評価すべきであると考えます。
ただ、なんでもかんでも置けばいいということではないので、新サインシステム導入において、きちんと仕様を定めて頂き、野良サインを撲滅して頂きたいところです。
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Photo/Writer:Series207 2015/10/27