写真:Daiimu様
今から47年前の1972年(昭和47年)11月9日。この日は、四つ橋線玉出~住之江公園間が開業した日です。
「御堂筋線の支線」としてスタート
四つ橋線計画の歴史はかなり古く、大正15年にまで遡ります。
当初の計画では、人口発展が著しかった玉出までを高架で建設、大国町では地下に潜らせて既に開業していた1号線(御堂筋線)と直通運転を行う、いわば御堂筋線の支線的扱いの路線でした。
初めて自動改札機を導入
その後、玉出から重工業の工場として発展が期待されていた住之江方面へと建設が計画され、玉出からは西向きに進路を変えることになります。途中かなり急カーブをしますが、一部は民家の下を走っているそうです。
また、人口数があってサンプルが取りやすかったのか、大阪市営地下鉄としては初めて自動改札機が導入されました。
続いて北加賀屋駅にも導入、この区間で早くも2駅が自動改札機導入駅となっています。
住之江公園から先の延伸は…
写真:Daiimu様
当初は終点を住之江公園ではなく、そのまま南下させて堺市大浜までを予定していました。軌道建設免許も取得するなどかなり本気であったようです。
残念ながら2004年にはその免許が失効しており、建設は事実上白紙に戻されています。
またこの構想には、南海電鉄がブチギレたというエピソードもあります。
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Photo:Daiimu,Series207
Writer : Series207 2015/11/08