今から58年前の1961年(昭和36年)12月11日。
この日は、中央線大阪港~弁天町間が開業した日です
初めての高架式
この区間は、地盤の弱さや海が近く洪水の危険にさらされやすいことから、大阪市営地下鉄としては初めて地上区間で開業しました。
大阪環状線との接続駅となる弁天町駅については、先に大阪環状線が開業していたことから高・高架となっています。
ちなみに当初は、大国町~天王寺手前・天王寺以後~西田辺間も高架予定であり、設計図まで書かれていましたが、急遽地下式へと変更され「大阪地下鉄初の高架区間」はこちらへと譲っています。
出典:『高速電車第4号線延長区間(弁天町~本町間)営業開始とこれにともなう運転計画について』(1964年9月,大阪市交通局)
当時は6000形を用いた1両編成で、朝潮橋駅付近にあった港検車場(現在はMetrosa 朝潮橋)をベースとしていました。上記の画像は本町まで開業した後の図ですが、基本構成は変わっていません。
高架区間であったため、搬入に関しては「地下鉄なのにクレーンで吊り上げる」という異例のやり方だったそうです。
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Photo:Series207
Writer : Series207 2017/12/11