撮影:MTYCS様
2017年5月9日、谷町線32611Fが4年に1度の検査から出場、その後の動作確認の為の試運転を四つ橋線内で行いました。
落成が2013年6月4日である32611Fは、今回初めての定期検査を受けることになります。
車両検査の内容について
車両検査種類 | 内容について |
列車検査 | 3日を越えない周期で行う検査。 ブレーキやドアの動作テスト・各部分のゆるみなど、要部を外から見て検査します。 |
月検査 | 3ヶ月を越えない周期で行う検査。 集電靴・ブレーキ・VVVFインバータなどの制御装置、扉、台車などの手入れ、動作テストを行う他、重要部の清掃や注油も行われます。 |
重要部検査 | 3年を越えない周期で行う検査。 集電靴・ブレーキ・VVVFインバータなどの制御装置、扉、台車などを分解して、必要に応じて取替やメンテナンスを行います。今回の32611Fの試運転はこちらが行われました。 |
全般検査 | 6年を越えない周期で行う検査。 鉄道車両における最高クラスの検査であり、自動車でいう車検に該当します。集電靴・ブレーキ・VVVFインバータなどの制御装置、扉、台車などは勿論のこと、車体に関しても必要に応じて分解・取替・メンテナンスが行われます。リフレッシュ更新工事はこの際に行われることが多いようです。 |
故障修理 | 故障が発生した場合、一時的に検車場へ入場させて、故障箇所の修理を行う臨時検査のこと |
参考:『大阪市電気高速軌道 7号線建設記録』315p
北加賀屋駅で23系と並ぶ 撮影:MTYCS様
「試運転」の表示が誇らしい。 撮影:MTYCS様
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Photo:MTYCS
Writer :Series207 2017/05/12