昨日速報でお伝えしましたが、2015年10月24日20時頃、中央線本町〜阿波座駅間にて、天井部から落下した鎖のようなもの物が、付近を走行していた近鉄7107F(7000系07編成・学研奈良登美ケ丘発コスモスクエア行)の前面ガラスに当たり、大きくヒビが入って破損しました。
この鎖は、当時天井にある換気口のファンのメンテナンスを行っており、その際に使用する「換気口から資材を出し入れするため」の業者が取り付けていたものなのだそうです。
この影響で、中央線は2時間ほど運転を見合わせていました
事故概要
24日午後8時頃、大阪市営地下鉄中央線本町―阿波座駅間を走行していた学研奈良登美ヶ丘発コスモスクエア行き電車(6両)の運転士から、「フロントガラスに異物が当たった」と市交通局輸送指令所に連絡があった。電車はフロントガラス一面にひびが入り、阿波座駅で停車。乗客約150人にけがなどはなかった。
市交通局によると、本町―阿波座駅間のトンネル天井からチェーン(長さ9・6メートル)が垂れ下がっていたという。トンネル内ではこの日、天井にある換気口のファンのメンテナンスを行っていた。チェーンは、換気口から資材を出し入れするために業者が取り付けていた。
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20151025-OYO1T50000.html
・先行車両であった近鉄7107Fが阿波座~本町で9.6m垂れ下がっていたチェーンに思いっきり衝突
・前面窓ガラスに大きくヒビがいった7107Fでしたがコスモスクエアまで運行を続ける
・後続の7121Fはその鎖が落ちて車両屋根にひっかかり阿波座で運転打ち切り、近鉄の車庫まで回送
阿波座駅・本町駅から当時の様子
本町駅より生駒行きトンネルを阿波座方向に見ています。抑止されて阿波座駅に停車中の20系が見えます
こちらは阿波座駅。コスモスクエア行きに7121Fが、生駒行きに2632Fがそれぞれ運用についています。
阿波座駅に停車中の近鉄7121編成(当該の後ろを走行していた車両)からコスモスクエア行きトンネルを見てみます。この区画のどこかで鎖が垂れ下がっていたようです
しばらくはこの状態のままでしたが…
鎖が屋根にひっかかっていた7121Fは念のためか、一旦コスモスクエアまで回送されていきました
事故当該は7107F
コスモスクエアから近鉄線へ回送される7107F。おそらく鎖があたったのはこの車両で、前面窓が大きく損傷し応急処置でテープで補強しているのがわかります。時間は22:05
他線でも運行停止の告知がなされていました。
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Photo,Writer : Series207 2015/10/25