大阪オリンピック構想時から計画はありましたが…
政府は11日、2025年国際博覧会(万博)を大阪に誘致する方針を閣議了解し、正式に決めた。大阪府の松井一郎知事と誘致委員会の榊原定征会長(経団連会長)が24日にも、パリの博覧会国際事務局(BIE)に立候補を届け出る。すでにフランスが立候補しており、加盟国の支持拡大に向け誘致合戦が本格化する。榊原会長は「国の威信をかけた戦い」になるとのコメントを発表した。(中略)
大阪市の人工島・夢洲を会場とし、開催期間は25年5~11月の計185日。2800万~3千万人が来場し、1兆9千億円の経済効果があると見込んでいる。
『大阪万博誘致方針を正式決定 フランスと勝負、榊原会長「国の威信をかけた戦い」』<http://www.sankei.com/west/news/170411/wst1704110037-n1.html> – 産經新聞,2017年4月11日閲覧
正式に「大阪万博」を国のスローガンとして決定。今回は国と連携して大阪をアピールしていくとの事。
以前の大阪オリンピックでは、JOCへの支援要請をせずに大阪市単独で招致活動が行われ、結果的にわずか6票しか取れず惨敗した苦い反省点があります。
万博の開催場所決定は、2018年の11月とのことです。
中央線が延伸か
ここで気になるのは、大阪市営地下鉄への影響です。現在夢洲には何も鉄道が通っていませんが、会場輸送線としては中央線のコスモスクエアから先への延伸(北港テクノポート線計画)が府の公式ページ内において記載されています。
公共交通機関では、地下鉄中央線の延伸に伴う夢洲駅(仮称)へのアクセスを軸とし、加えて大阪市内主要駅からのシャトルバス運行を行う。また、自家用車については、会場内には直接の乗り入れを認めず、会場周辺部に整備された駐車 場に駐車、シャトルバスに乗り換え、会場にアクセスする。
http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/25447/00221998/z4_kihonkousouhuan.pdf 21p
現在のコスモスクエア駅から一駅延伸し、夢洲に駅を作る様です。
ちなみに夢洲と咲洲(コスモスクエア)をつなぐ夢咲トンネルは、すでに地下鉄車両が通れるよう、あらかじめ両端が道路、中央部に鉄道用隧道が作られています。
また、このPDFファイルによれば、一部で噂されていたJRゆめ咲線の延伸や京阪中之島線の延伸に関しては言及されていません。
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Photo,Writer :Series207 2017/04/11