今から65年前の1956年(昭和31年)6月1日。
この日は四つ橋線の花園町から岸里までが延伸・開業した記念日です。
1駅でも長く
わずか1駅の開業ですが、戦前に放棄されて以来久しぶりの四つ橋線延伸工事でした。それだけ「たとえ1駅だけでも!」という当時の大阪市交通局の気概が見えてくるようです。
計画時には駅名が「皿池」とされていましたが、「血の池」と読まれたら嫌だという意見や「皿池は駅前周辺の狭い区域を指し、包括的なエリア名である岸里の方がふさわしい」という意見から、岸里へ変更された経緯があります。
また、岸里駅2番出口の改札は当初地上部にありましたが、2001年の西成区役所建て替えに伴い、改札を地下へと移転しています。現在でも構内の構造にその名残が見られます。
また、この際に駅構内もリニューアルされたようで、比較的新しい様子を保っています。
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