大阪メトロは、2021~2026年度と2026~2036年度までのバリアフリー整備計画を発表しました。
既に阪神や京阪でも同様の発表がありますが、大阪メトロでも今後10円値上げを行うとしています。
この財源を用いて、御堂筋線の18編成180両について「車両の低床化を目的とした車両更新を行う」と発表しました。
整備費:360億円
具体的な形式は明示されていないものの、
・御堂筋線で
・低床化しておらず
・それなりに経年度合いがある車両で
・18編成が在籍する
という前提条件から、間違いなく21系のことでしょう。
整備費は360億円で、1編成あたりの価格に直すと20億円となります。
21系の置換えは…?
21系は1991年に01編成が初登場。以後1998年まで7年の間、合計18編成が増備されてきました。
2026年時点で21系は経年35年を迎えることから、確かにそろそろ…といった年ですね。
今回の発表では2026年4月~2036年3月末の10年間での整備予算となっていることから、概ね10~11年で車両更新(新造)が図られるものと見られます。
どの車両で置換えられるのかはまだわかりませんが、時期的にやはり400系を御堂筋線へもあてがうのか、はたまた整備性から30000系を連続して増備するのか…注目ですね。
伝統的に御堂筋線から撤退した車両は、短縮して他路線(特に千日前線)へ転属するケースが多く見られますが、21系は廃車となるのか、それとも転属するのかも気になるところです。
関連リンク
参考文献
大阪市高速電気軌道株式会社「バリアフリー整備・徴収計画」