大阪メトロ中央線
なんかいつもとブレーキの間隔がどの駅も違うなーと運転席横に来てみたら
始まってますやん
TASC運用 pic.twitter.com/XeWomKy31H— 岡急 (@464759837) March 1, 2024
2024年3月1日から、中央線全区間においてTASC(定位置停止装置)の運用がスタートした模様です!
大阪メトロでは、今里筋線・御堂筋線に続いて3例目の導入となります。
TASCとは
「Train Automatic Stop-position Controller」の頭4文字を取って「TASC」
電車を自動でストップさせる装置で、ホームドア導入路線には必須といえるものです。
尚、長堀鶴見緑地線や千日前線、ニュートラムでは、発車から停止までを全てこなす「ATO」という、より進んだシステムが導入されています。
6路線目の自動停止路線
2022年からTASC装置の設置が始まり、2023年11月からは30000A系を用いたTASCの試験運転が実施されていました。
中央線では2024年度中に全駅へのホームドア設置を予定しており、それを見据えての対応であると思われます。
2025年の万博開催時には、大阪港~夢洲間でGoA2.5レベルでの自動運転も行われる予定です。
当初は自動運転区間を阿波座~夢洲間としていましたが、2023年に改訂された発表では区間が短縮されています。
大阪メトロで自動停止装置を用いた路線は、ATOも含めるとこれで6路線目となりました。
残るは谷町線・四つ橋線・堺筋線の3路線のみが手動運転となっています。
20系は…?
ところで、TASC設置関係で気になるのが20系の運用です。
20系は今年の3月中に引退することが発表されており、僅かな運行期間の為だけにわざわざTASCの対応はしていないものとみられます。
御堂筋線のTASC運用開始時には、TASC非対応の電車と混在して走っていたことがありますが、あちらは必要な列車本数を賄う為にTASC非対応でも駆り出される必然性がありました。
一方中央線は、ここ最近の400系大量投入によってやや運用に余裕があり、下記にまとめた数字を見ても4本程度の余裕があることがわかります。
【参考】
30000A系投入前の中央線
・20系0番台…6本
・20系30番台…9本
・24系…5本
合計:20本
現在の中央線
・20系…2本
・30000A系…10本
・400系…12本
合計:24本
今日13時時点では20系の運用がないことから、「ひょっとしてサイレント引退したのでは…?」とちょっとドキドキしています。
一応3月20日に森之宮検車場から緑木検車場へ走るラストランイベントがあることから、それまで廃車になることはなさそうです。
が、この数日間…特に平日ダイヤは動向を注視しておくほうが良さそうですね。