速報版でお伝えしましたが、2016年2月27日、北大阪急行9003Fがデビューを果たしました。
「歌舞伎顔」とも言われる特徴的な前面、なかなか男前ですね笑
デビューということで、早速乗車してあれこれ見てみました。
何よりカッコいいその外観
イントロダクションでも書いていますが、歌舞伎芸者のような色合いの顔はなかなか男前。
オールシルバーからブラックフェイス化が行われ、更にスカート周りが先代8000型を受け継いでクリーム色に塗装されています
側面もマルーン色のラッピングがなされ、さながら阪急電車のように。
比較用に9001Fの写真。うん、やはり9003Fが圧倒的なカッコよさですね笑
撮り鉄に嬉しい「1/1000のLED」
特筆すべき点は、LED方向幕が高速シャッターに対応しているところ。
これ、JR大阪環状線なんかでいつも泣かされている方にとっては、かなり驚異的なものに仕上がっています
1/500 撮影出来てますね
1/1000 撮影できている…だと……
1/1250になると切れ始めています。北急9003Fは1/1000まで対応する撮り鉄仕様…?笑
バリアフリー標準仕様とは程遠い車内
大変反響を呼んだこちらの記事でもご紹介しましたが、車内設備はいささか問題点がある感じ。
ドア付近。床に黄線が取り付けられ、ドア横の手すりは木目調とデザインも良い感じです。
撮影:Ms-21617様
ただ、以前も指摘したように、9001F・9002Fにはあったセンターポールがなくなり、着席目標を示す座席ですらなくなっています。
座席モケットに関してはシンプルといえばシンプルですが、センターポールがなくなって持ち手が少なくなり、写真には写っていませんが、吊り革数も少ない。
既存の車両ならともかく、新登場した車両であるのにも関わらず安全面を軽視しているような車内空間は、安全・ユニバーサルデザインの両面から見ると、やはり力不足のように思います。
その他
女性専用車両の吊り革はオレンジ色。
KITAKYUロゴも決まってます。この辺はさすが北急のデザインセンス。
車内はLED照明。調光出来るのか、乗車途中で色温度が変わったのには驚きでした
ワンハンドル仕様。速度メーターは8000型のデジタルからアナログに戻されています。
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Photo:Series207,Ms-21617
Writer : Series207 2016/02/27