近鉄けいはんな線・中央線で使用されている、近鉄7000系・7020系(HL)。
「路線カラーは黄緑色なのに、なんで電車は鮮やかなオレンジ…」と思われた方も多いのではないでしょうか
生駒の太陽をイメージ
オレンジ色は「生駒から昇る太陽」をイメージしているそうです。その他の色の理由は次の通り。
パールホワイト…近鉄の象徴的な「パール」をイメージ。近鉄は沿線に持つ伊勢湾から取れる真珠から、伝統的に「パール」という名称を使用する事が多く、近鉄バファローズも古くは「近鉄パールズ」という名前でしたし、「近鉄パールクイズ」「近鉄パールカード」など、枚挙に暇がありません。
ソーラーオレンジ…生駒から昇る太陽(大阪市から見て東側)をイメージした鮮やかなオレンジ色。
アクアブルー…大阪港につながる路線であることから、大阪港の海をイメージしたアクアブルーを差し色として採用。
どうでしょう、なかなかセンスを感じるカラーリングではないでしょうか。
東大阪線時代は駅装飾にもこのカラーを中心とした色使いが用いられていましたが、現在はけいはんな線として一体感を出すため、黄緑色のラインカラーを中心としたデザインに変更されています。
もし今後、7000系の代替車両が製造されることになった場合は、黄緑色のカラーリングになるかもしれませんね。
ちなみに、けいはんな線が開業する以前の7000系は方向幕式で、また車番のフォントも現在のものとは違っていました
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Photo,Writer : Series207 2017/07/19