以前、堺筋線天神橋筋六丁目駅で2度発生した発煙事故ですが、大阪市交通局より事故調査の結果が出ていました。
事故の概要
2017年2月2日18時10分頃、と6日18時40分頃、堺筋線天神橋筋六丁目駅北側にある折返しY線において、レール付近(ポイント？)からの発煙事故が発生。
この事故について、大阪市交通局より調査報告書が発表されていました。少し長くなりますが引用します。
【概要】
1回目 平成29年2月2日（木曜日）発生分
平成29年2月2日18時13分頃、堺筋線天神橋筋六丁目駅の折り返し線で、レール付近から発煙したため、堺筋線で18時18分から18時37分までの間、列車の運転を見合わせました。その後、再度発煙したため、同線で19時7分から20時48分まで列車の運転を見合わせました。（影響人数：約45,000人 けが人なし）
2回目 平成29年2月6日（月曜日）発生分
平成29年2月6日6時58分頃、堺筋線天神橋筋六丁目駅の折り返し線で、2月2日と同じ場所から発煙したため、堺筋線で7時17分から8時41分までの間、列車の運転を見合わせました。（影響人数：約68,000人 けが人なし）
【推定原因】
原因については、現在も関係機関で調査中ですが、当局では次のとおり推定しています。
1回目の発煙につきましては、レール周りに蓄積していた粉塵により、レールとまくらぎ間で一時的に短絡し、軌道パッド等の軌道材料が熱を帯び発煙したのではないかと考えていました。その対策として発煙箇所付近の粉塵を清掃するとともに、発煙箇所の軌道パッド等の軌道材料を交換し、レールクリップ等を撤去しました。
2回目の発煙につきましては、絶縁性が低くなっていた箇所から、レールに流れる電流がまくらぎへ流れ、軌道パッド等の軌道材料から発煙したものと推定しています。
出典：< http://www.kotsu.city.osaka.lg.jp/general/announce/w_new_info/w_new/list_h28_all/sakaisuji_kekkahoukoku.html > – 2017年4月7日閲覧
粉塵の影響でレールと枕木のショートが発生し、軌道材料が熱を帯びた…とのこと。第三軌条式だから…というわけではなく、架線式の地下路線ならどの路線でも起こりうる可能性があるものですね。
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Photo,Writer :Series207 2017/04/07
