大阪市営地下鉄中央線と近鉄との相互直通運転は、10/1で30周年を迎えます
大阪市営地下鉄は他鉄道を排してモンロー主義を貫いたことから、あまり他私鉄との相互直通事例は少ないのですが、計画自体は何度か持ち上がったことがあり、現在の阪急・近鉄以外に、京阪・南海とも乗り入れをする可能性があったことをご存知でしょうか。
南海の堺筋線乗り入れ
好評なのでもう一つ笑
「もしも堺筋線の乗り入れ相手が南海だったら」
堺筋線の茶色は阪急に合わせているので、もし南海だったら黄緑だったかもしれません笑#もじ鉄 pic.twitter.com/0ph98mpNcV— Osaka-Subway.comは14周年 (@OsakaSubwaycom) September 24, 2016
堺筋線は、建設当時に阪急と南海とどちらを乗り入れ先に選ぶかを迷った時があります。
結果的に「千里万博への輸送」を大義名分に、建設省から促される形で阪急を選ぶことになるのですが、もしこの時代に関西空港が設置されていたとしたら…おそらく堺筋線は南海を直通先として選んでいたことでしょう。
今回の駅名標は高野線で描きましたが、関空直通が目的であるならばJR東西線の尼崎のように、高野線と南海本線の間に堺筋線用ホームを作り、そこから本線へ直通、
空港急行は天神橋筋六丁目まで走り、臨時イベントで天神橋筋六丁目までラピートが来ていたかもしれませんね
もし堺筋線が南海に乗り入れていたとすれば、当時の通り動物園前までの建設予定で、南海は天下茶屋から動物園前まで路線を伸ばしたか、あるいは天下茶屋駅のみを南海の管理駅にして現在のように堺筋線が延伸して来たことと思います。
路線カラーも、堺筋線は阪急に合わせて緑色なので、もし南海に合わせていたら黄緑色になってたのでは…?と思い、このカラーにしました
京阪大和田線
もしも中央線に京阪大和田線が乗り入れしてきていたら
(荒本から相互直通運転しようとする計画がありました)#もじ鉄 pic.twitter.com/QBR0qHzsNj— Osaka-Subway.comは14周年 (@OsakaSubwaycom) September 24, 2016
現在近鉄と直通する中央線ですが、京阪にもかつて大和田駅から路線を伸ばして荒本まで建設、大阪市営中央線とそこで連絡させて相互直通運転する計画がありました。
恐らく直通運転が実現すれば、現在と同じように長田までを大阪市営地下鉄、荒本駅は近鉄・京阪の共同管理駅になっていたのではないでしょうか
相互直通運転が頓挫したのは中央線を第三軌条方式で建設したからなので、そうでなければ架線式で建設、枚方市~大阪港が直通運転なされていたことでしょうねぇ…
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Photo,Writer :Series207 2016/09/15