【今日の記念日】4月5日:中央線 深江橋~長田開通

【今日の記念日】4月5日:中央線 深江橋~長田開通

長田駅に到着する中央線電車

今から35年前の1985年(昭和60年)4月5日。

この日は中央線 深江橋~長田間が開業した日で、中央線として最も最後に開業した区間となります。

 

高井田のホームが”特大”な理由

当時最新鋭であった、VVVF制御を搭載した20系が登場したのとあわせて開業しました。

この区間である高井田・長田については、大阪市から飛び出して東大阪市に位置します。そのため、越境しないよう中央線としての終点は当初、大阪市東端に位置する深江橋の予定でした。

 

当時大阪”市営”地下鉄であったにも関わらず大阪市域を飛び出した理由としては、近鉄との乗り入れを図ることになり、大阪府の調停が「長田までは大阪市交通局が、長田から先は近鉄が建設するのが妥当」との見解を示したことが理由です。

稀に誤解されますが、近鉄東大阪線と同時に開業したわけではなく、1年ほど先にこの中央線が開業しています。

 

高井田駅 阿波座行き

高井田駅については、今年の3月に全面開業したおおさか東線の構想を当初から組み込んだのと、直上を走行する阪神高速13号線の基礎があることから、ホーム中央部において幅員23mとなる巨大なホームとなりました。

 

長田行き

長田の近鉄方には輸送力の差を考慮して折り返し用Y線が建設されていますが、現在のところどちらも同じ程度に乗客が載っているからか、長田折返し電車については早朝や夕ラッシュ時などの一日数本程度に留まり、やや持て余している感じがあります。

 

 

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