2019年10月より行われる予定の消費税10%増税にあわせて、運賃改定を国土交通大臣あてに申請したことを発表しました。
改定額は次の通りですが、初乗り運賃は現行の180円で据え置かれる模様です!
改定後運賃(現在申請中)
現行 | 改定後 | |
1区(~3kmまで) 例:梅田~淀屋橋 |
180円 | 180円(+0) |
2区(~7kmまで) 例:梅田~難波 |
230円 | 230円(+0) |
3区(~13kmまで) 例:梅田~天王寺 |
280円 | 280円(+0) |
4区(~19kmまで) 例:梅田~なかもず |
320円 | 330円(+10) |
5区(19km以上) 例:江坂~なかもず |
370円 | 380円(+10) |
【参考】消費税の転嫁方法
普通運賃:2014年の消費税率引き上げ前の運賃から消費税相当分を差し引いた額に
110/100を乗じ、これを10円単位に四捨五入にて端数処理を行います。
定期運賃:現行運賃に110/108を乗じ、これを10円単位に端数処理を行います。
(端数切り上げに処理より、旅客運輸収入全体における調整を行います)出典:大阪メトロ公式リリース「上限運賃の改定申請について」
大阪メトロの判断で3区までを据え置きへ
今回の「認可申請運賃」としては
・1区:210円
・2区:240円
・3区:280円
となります。
鉄道運賃というのは社会における公共性が高いことから、国から認可される形で決まります。
原則的にはこの認可上限値いっぱいに設定することが多いのですが、上限値以下であれば鉄道事業者側が自由に設定することが可能です。
すなわち今回の運賃改定申請においては上限額は210円としながらも、大阪メトロの判断で180円に運賃を下げた(据え置いた)状態です。
公営時代は値上げを続けていた(消費税増益なので止むないのですが)だけに、これも民営化効果と言えるのでしょうか