先日アップした「ムカつく中津行きは何故あるのか?」の記事、おかげさまで大好評で大変嬉しく思います。
その記事作成の過程において「中津行きが実際どれぐらい削減されたのか」のデータを見ていたんですが、これがべらぼうに減ってるんですよ。
今回は、中津行きが過去25年でどこまで減っていったかを解説します。
1995年改正:80本
日中の新大阪行きが1990年にスタートしてまだ5年。この時点ではまだ新大阪行きはサブ扱いで、中津行きがメインの時代です。
朝ラッシュ20本、深夜14本もさることながら、夕ラッシュは(千里中央行きの他)全てが中津行き!現代からすれば非常に恐ろしい時代です(笑)
2006年改正:45本
2006年、11年ぶりのダイヤ改正がありました。
この頃から「中津行きよりも新大阪行きの方を中心に…」という考え方になり、中津行きのうち平日35本・土日33本を新大阪まで延伸しています。
それにしても大阪市交通局時代はダイヤ改正の頻度があまりにも低い…。その理由は「輸送力が充足しているから」だそうですが、そんなだから市民の不満が溜まるのです
2013年改正:50本
民営化を見据え始めた2013年ダイヤ改正。
前回ダイヤ改正時よりも5本増便され、中津行きは50本体制での運行となりました。
2015年改正:40本
2年ぶりのダイヤ改正。ここでは前回よりも10本削減され、40本体制での運行となりました。
2018年改正:34本
3年後の2018年ダイヤ改正。ここでは、夜間時間帯における中津行きが34本にまで削られ、新大阪まで延長運転を果たしています。
2020年改正:31本
そして今回のダイヤ改正。深夜帯の中津行きは僅か3本にまで削られました。1日の全体で見ると過去最低の31本まで減らされています。
一方で朝ラッシュの中津行きは大幅に減らされた2015年以来最高本数を記録。部分的にじわじわと戻しつつあります。
25年で結果は…?
いかがでしたでしょうか。
結果的には、25年前と比較すると50本近くの中津行きが削減(+新大阪行きに振替)されたことがおわかりかと思います。
この図表には掲載していませんが、特に2006年の80→45本体制になった際の新大阪延長が非常に大きく、現在のダイヤはそれを更にブラッシュアップさせたようなものとなっています。
関連リンク
参考文献
なにわの地下鉄「運用表」