【大阪メトロ】恵美須町の民泊物件を売却。早期撤退で損切り成功!

【大阪メトロ】恵美須町の民泊物件を売却。早期撤退で損切り成功!

日本経済新聞によると、大阪メトロは「恵比須町PJ」として取得していた物件を2020年12月中に売却していたようです。

場所などは現在特定を進めていますが、恵美須町駅から徒歩4分、日本橋東三丁目あたりとのことです。どこだ…?

 

【追記】判明しました。こちらになります。

住所:大阪市浪速区日本橋東三丁目5-6

 

尚、物件の仮名称は「Metrosa Ebisucho」だったようで、レリーフまで用意されていました。

現在は「株式会社オープンハウス・ディベロップメント」が管理者になっているようです。

 

(大阪メトロ)が民泊事業への参入を目的に購入した大阪市内のマンションを、2020年12月末に売却していたことが21日、分かった。売却額は非公表だが、購入額を下回るとみられる。新型コロナウイルスの感染拡大で訪日外国人客(インバウンド)の回復が見通せないため

出典:https://www.nikkei.com/article/DGXZQOHD212OT0R20C21A1000000

 

 

悲劇を繰り返さないための「損切り」

オスカードリームの悲劇再び」みたいな論調が見られますが、いやいや待ってください。

そもそもあちらは283億円もの負債を出しています。しかも予測できるリスクを踏まえているのにも関わらず、です。

 

オスカードリームとは

大阪市バス時代に住之江操車場上に作られた高層ビルのこと。
開業から10年で経営に行き詰まり、283億円の負債を出して大失敗となった。

 

今回のプロジェクトは早期撤退によって損失が数億円程度で済み、しかも2019年の物件購入時点でコロナウイルスという予測できないリスクがありました。両者を同列に語るにはあまりにも暴力的でしょう。

 

むしろ、今回のはオスカードリームの悲劇を繰り返さないための早期撤退による損切りといえます。

恵比須町からの撤退は残念ではありますが、小さい出費で済んでいるということは大阪メトロの名誉のためにも付け加えておきます。

 

 

今後の不動産開発スケジュール

恵比須町以外にも、現在不動産開発事業は進んでいます。こちらに期待したいですね。

天神橋筋六丁目PJ 新築・商業施設 2021年2月(予定)
・恵美須町PJ 2021年2月開業(中止・売却)
・朝潮橋変電所PJ 新築・商業施設 2021年3月(予定)
・幸町(南側)PJ 新築・事務所 2021年10月(予定)
・幸町(北側)PJ 新築・賃貸マンション 2022年7月(予定)
・上本町6丁目PJ 新築・定借分譲マンションなど 2023年(予定)
・森之宮車両工場跡地の大規模再開発(年度不明)
・夢洲の大規模開発(年度不明)

※PJはプロジェクトの意

 

 

関連リンク

【大阪メトロ】今後の不動産開発スケジュールまとめ

 




書いた本



Osaka Metroカテゴリの最新記事