2014年8月24日、午前と午後に分けて大阪市営交通110周年記念イベント「保存車両特別公開in森之宮検車場」が実施されました。
大阪市営地下鉄の車庫公開は基本的に御堂筋線・四つ橋線を担当する緑木検車場で行うので、抽選ではありますが、谷町線・中央線・千日前線を担当する森之宮検車場の公開は2008年に公開された「なつかし車両まつりin森之宮」以来の公開です。
運よく当選したので、なにわの地下鉄の第三軌条氏と行って参りました。そのレポートの続編です。
前回ご紹介した20系の横には、それと入れ替わって運用に入るべく調整中の24系56編成が!
22系と23系の初期製造組は他の新20系と比べて前面の車番表示が大きく、それ以後は小さくなっています。
参考に、反対に24系から22系に移籍した車両(22663F・元OTS系車両 2次車以降の量産車)を見てみましょう。
いかがでしょうか。方向幕の大きさは同じですが。その横に位置する車番が小さくなっています。
筆者はてっきり、この小文字タイプになって出てくるものと思っていました。
何故なのかお話を伺うと、23606(移籍前の車番)→24656と、実質変わるのは「3」と「0」の部分だけなので、その部分だけ大きい文字で新たに製作方が安上がりの為にそうしたんだとか。
このイベントに参加しないと見れなかった、歴史的瞬間です。大阪市交通局にとっても、このVVVFインバータのパイオニア、20系は思い出深い車両なのだそうです。
ちなみにそのパイオニア的存在であるGTOインバーダはもう残っていなく、また20系01編成についても車両保存の意向はなく全て廃車にする意向の模様です。
廃車陸送で、また工場への陸送があるのでしょうか。
ちなみに20系01編成の運転席は入ることも可能でした。
いつも一番前から見ていたあの運転席……。私もマスコンハンドルを持って体感してきました。
ところかわってもう少し奥にいくと、こんなものを発見。
30系最後の営業運転編成である30系45編成の定期検査記念ヘッドマークです。
レリーフなども保存されています。
近年まで残っていた、ヒゲ文字の駅名標も残されています。大阪市営地下鉄のサインシステムのはしりですね。
尚サインシステムについては別サイト「サインシステム.info」でも取り上げています。是非ご覧ください。
次回は保存された30系・50系・66系様子をお伝えします。
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Photo,Writer :Series207
関連リンク
「大阪市営地下鉄の「保存車両特別公開 in 森之宮検車場」に行ってきた!(1)」– 前回の記事です
大阪市営交通110周年記念イベント「保存車両特別公開in森之宮検車場」を開催します! – 大阪市交通局公式
「なつかし車両まつりin森之宮」に行って来ました! – 前ブログ