今から56年前の1964年(昭和39年)9月24日。この日は、御堂筋線梅田~新大阪間が開業した日です。
また、あわせてそれまで均一性であった運賃が、距離制運賃へと移行した日でもあります。
阪急乗り入れの準備も万全
当時の新大阪駅は北側(淀川区宮原)の用地買収が間に合わず、南側(淀川区西中島周辺)だけの仮駅で開業しました。当時買収できた土地では当時の8両編成の車両が入りきらず、木製の仮設ホームを南側に継ぎ足していました。
写真のように新大阪駅南側が、かなり手前から線路間が開いているのはその名残です。
10月1日に東海道新幹線が開業することを踏まえて、なんとかそれに間に合わせる形で開業したのでした。
また御堂筋線新大阪駅の北側上部には、淡路・新大阪・十三を結ぶ予定であった、阪急新大阪連絡線が計画された時代の橋梁土台の名残が残っています。
尚、新大阪駅の本駅舎自体は江坂延伸時の1970年にようやく完成。現在の姿に至っています。
尚、現在は南海なにわ筋線が北梅田延伸を目指しており、その路線に相互直通する形で阪急側が新たに狭軌路線を建設する事が計画されています。
半世紀ぶりのリニューアルが完了
新大阪駅は約半世紀ぶりのグランドリニューアル工事を行い、2020年3月に竣工しました。
全体的に光が入りづらく、沿道から出る自動車のススで暗かった駅舎が一転非常に明るくなり、国内の観光客を出迎えるにふさわしい大阪メトロの顔ともいえる駅となりました!
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Photo,Writer : Series207 2015/09/19