【この記事は2015/4/1に書かれたエイプリルフールネタ……だったんですが、現実になってしまいました】
兼ねてから焦点となっていた大阪市営地下鉄の民営化ですが、大阪維新の会が進める都構想決議への布石として「大阪市交通局廃止案」が決議され、完全民営化されることが大阪市議会で承認されました。
これまで民営化には赤字の市バスの切り離しなどで自民公明が反対に回っていましたが、市バスと地下鉄を一体的に運営することで自民公明側が譲歩した模様です。
これにより2020年度を目処に上場し、完全民営化される模様です。
新名称は、予想されていた大阪サブウェイではなく、語感の良さからか東京と同じ「大阪メトロ」が採用されました。
2区の運賃引き下げを実施
また民営化に当たっては、橋下市長の公約通り、2017年に2区運賃を現行の240円から220円に引き下げることも同時に発表しました。
橋下市長は「国鉄がそうだったように、公営だと運賃を下げる圧力が働きにくくなる。民営化することは大阪の皆さんにも必ず利便性が増す」と指摘していました。
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白紙ダイヤ改正
更に、ダイヤ改正を行うことも発表されました。
利用不振にあえぐ今里筋線は、長堀鶴見緑地線との直通運転を実施するなど、抜本的なダイヤ改正が行われることが発表されました。詳細は以下の通りです。
今里筋線
現行の井高野⇔今里便と併せ、井高野⇔(清水・心斎橋経由)⇔大正直通列車を新設。
今里筋線の井高野~清水間は7.5分/1本へ、今里~清水間は15分/1本に減便
長堀鶴見緑地線
基本的には現行のダイヤまま、今里筋線との直通運転を実施(直通車両は80系のみ)
御堂筋線
現行の終電から25分引き下げ延長。梅田発基準で終電が0:27の天王寺行き、0:32の江坂行きを新設。
谷町線
夕ラッシュ時におけるダイヤ見直し。大運転(大日・八尾南行)を12本増便。
千日前線
平日データイム時におけるダイヤ見直し。桜川~今里の区間便を新設。桜川~今里5分間隔、末端区間部分を10分間隔に減便
中央線・堺筋線は直通先の近鉄・阪急との協議の後、改正される模様です。
今日はエイプリルフールです。
文章中の写真の著作権は著作者に帰属します。無断転載は固くお断りします。ちなみに、今日はエイプリルフールです。大事なことなので二回言いましたが、今日はエイプリルフールです。
Photo/Writer:Series207 2015/4/01