北大阪急行は、2020年度に現在の千里中央駅から2.5km北進して箕面市にある「箕面船場阪大前駅」「箕面萱野駅」の2駅を新設して延伸する計画を立てていましたが、工期が3年延びて2023年度へと変更されるようです。
大阪・豊中市から箕面市までの延伸工事が進められている「北大阪急行」について、運営にあたっている第3セクターなどは、設計や工事の工程の見直しが必要になったとして、開業目標を当初より3年延期し、2023年度とする方針を固めました。(中略)
こうした中、第3セクターなどは、用地をめぐる交渉が長期化したことによる着工の遅れや、撤去が必要なコンクリートの擁壁が見つかったことなどから設計や工事の工程の見直しが必要になったとして、開業目標を3年延期し、2023年度とする方針を固めました。
一方、延伸にかかる総事業費は、当初の予定通り、およそ650億円と見積もっています。
NHKの報道によると「用地買収交渉の遅れ」と「建築の障害構造物が見つかった」ことの2点を挙げています。淡路駅の立体交差化でもそうですが、やはりこの手の遅れはいつの時代も用地買収が要因ですね。
名阪国道という道路は僅か1000日で奈良県天理~三重県亀山間 73.3kmを開業しましたが、この迅速な早さのもとはやはり「用地買収がスムーズに進んだこと」でした。
今回の延期で、北大阪急行の車両配備計画にも影響が出てきそうですね。
追記
箕面市より、今回の件についての公式見解がアップされていました
1.一部の用地が土地収用法の手続きに至るなど、用地交渉が長期化したことによって工事着手が遅延しました。
2.基礎杭施工箇所に昔のコンクリート擁壁があることが判明し、その撤去に時間を要したため工期が延長となりました。
3.シールドトンネル掘削箇所に土留壁があることが判明し、狭隘な空間での撤去作業に時間を要するため、工期が延長となりました。
出典:https://www.city.minoh.lg.jp/kitakyu/enki/mokuhyouminaosi.html