2024年3月に開業予定の、北大阪急行南北線 箕面延伸建設工事が進んでいます。
千里中央から延伸し、箕面市に「箕面船場阪大前駅」、「箕面萱野駅」の2駅が建設される予定です。
「箕面に地下鉄が来る」と言われて50年。
長らく寝かされていた計画でしたが、当時の倉田 箕面市長が強力に推進したことで実現。北大阪急行や御堂筋線の行先から「千里中央」がまもなく見納めになる予定です。
完成まで残り半年を切った、現在最新の工事状況を撮影してきました。
箕面萱野駅付近
駅看板が登場しました!!これが付くと開業が近づいていることを感じさせますね。
駅名標も登場しています。
駅全景
駅南部からの風景。膜屋根が青い空とぴったりに合っていますね~!
駅を出てしばらくは、風景との調和を意識したのか、壁面柵が透明なガラスになっています!これは素敵
夜間試運転が始まったこともあり、信号が既についていました。
構造物工事については殆ど終わっており、現在は内装工事の段階。駅下には新しく開業する 「みのおキューズモール STATION棟」が入る予定です。
新御堂からみのおキューズモールへの連絡口。まもなく「箕面萱野駅」への入口にもなります…!
2018年からこのアングルを見てきましたが、本当変わったなぁ…(感無量)
ホーム
望遠レンズで駅ホームを覗いてみます。既にホームドア設置工事まで終えており、駅側は殆ど終わっているようですね。
駅には新たに待合室も設置されているようです。高架駅で冬場は寒そうなのでこれは嬉しいですねぇ
駅ビルで、駅ホームが見えなくなってしまいました
こちらは駅改札口(北)の様子。
北大阪急行(と御堂筋線)車両がここに到着するのですねぇ…
軌道内にはトラックが配置されていました
駅ビル
駅ビル「みのおキューズモール STATION棟」の建設も順調に進んでいます。1階はバスロータリーとなる予定です
新ビルは駅の真横に設置。みのおキューズモールと一体運営となります
箕面萱野駅の仕様について
テーマ:~緑豊かな「箕面の自然」と調和し、新たな出発点となる駅 ~
ホーム:島式 約200m(10両対応)、幅員7m、一部で2m(南端)
改札口:2箇所(南駅舎・北駅舎)
出入口:南出口、北出口
<デザインの概要>
木の温もりを感じる色合いのルーバー天井を全面的に配置し、南駅舎では土をイメージするレンガタイルを壁面に配置することで、「箕面の自然」のイメージを表現しています。また、上屋に明るい光を取り込み、まちのランドマークとなる膜屋根を採用することで、まちの景観と調和し、新たな始発駅としてシンボルとなるデザインに仕上げます。
出典:北大阪急行 1)
箕面船場阪大前~箕面萱野
続いて駅間の様子。線路は完璧に敷かれ、夜間試運転もスタートしています
信号も点灯中。「注意」をあらわす黄色信号が点っています。
それにしても晴れているとここは、背景の箕面山が綺麗に見えていい感じですね。南北方向に走る路線なので、良い撮影地になりそうです。
地平に降りてみました。ここだけ切り取るとなんだかアメリカの都市のようです
隧道内から外へ出るポイント。残念ながら壁面で電車は見えなさそう…
工事がまだ続いているように見えますが、新病院の基礎工事なのでまた別件です
箕面船場阪大前
連絡橋
箕面船場阪大前駅へやってきました。前回来訪時は防音養生が施工されていたこの連絡橋も、姿を表しています…1
新駅も同様に姿を見せていました。キノコみたいですね(笑)
キノコ意識なのでしょうか、膜屋根が多数折り重なっています
新駅設置に合わせて、近隣は再開発真っ最中。箕面市立の建物や、マンションなども立ち始めています。
連絡橋には「箕面船場阪大前駅」の看板が付けられていました!!いよいよ駅がやってくるんですね~!!
先程の連絡橋のたもとを見てみましょう。入口は思ったよりシンプル…
ここから新駅へと連なっています。このアングルかっこいい~!!
駅舎
キノコの駅舎近くにやってきました
箕面船場阪大前駅は地下式。キノコの下に階段が設置されています。
エスカレーター?でぐーっと降りていくスタイルですね。
構内をチラ見するも、あまりよく見えず…残念…
駅横ではまた新たな何かの工事が始まっていました。ここぞとばかりにバンバン再開発していますね!
駅舎から連絡橋方面のアングル。
2018年から見ていたアングルから。立派になって…(涙)
開業まであと半年を切った北大阪急行の新線。完成が楽しみですね。
箕面船場阪大前駅の仕様について
テーマ:~「繊維のまち」と「新しいまち」その玄関口となる駅~
ホーム:島式 約200m(10両対応)、幅員7m
改札口:1箇所
出入口:南出口、COM2号館出口、北出口(開業後2024年度竣工予定)
<デザインの概要>
地下1(改札)階では新たなまちをイメージしたメタル天井や円形照明、地下3(ホーム)階では折り重なった繊維をモチーフとした膜天井と壁を配置し、「船場のまち」のイメージを表現しています。随所に自然を感じる色合いのタイルを配置し、地下駅でありながらも自然の温かみを感じられるデザインに仕上げます。
出典:北大阪急行 1)
【北急延伸工事レポート】バックナンバー
参考文献
- 北大阪急行「駅の完成予想図、コンセプト」